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フィリピン人の家族を想う気持ち

フィリピン人の家族を想う気持ち
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新型コロナウィルス感染症の影響で人々が苦境に追い込まれる中、フィリピン人の家族に対する強い想いを感じる瞬間が多々あります。

子どもの為に小銭を貯めた父

現在、ある投稿がフィリピンで話題になっています。その投稿は、「父が子どもが卒業するお祝いとして、お金を節約し、携帯電話をプレゼントした」というものです。彼は現在、トライシクルという交通手段のドライバーとして働いています。しかし、新型コロナウィルス感染症が原因で以前より収入が少なくなってしまいました。

息子の卒業祝いとして、携帯電話をプレゼントしたかった彼は、お金を節約し、小銭を貯めて、携帯電話を息子にプレゼントすることができたそうです。

収入が減ってしまい、生活が大変な中、子どものプレゼントを購入した彼の「愛」がフィリピンで話題になっています。
(参照元はこちら

DAREDEMO KIDSの親への想い

DAREDEMO KIDSの親のほとんどが新型コロナウィルス感染症が原因で職を失っています。そのため、DAREDEMO KIDSの家計は収入を失いました。彼らは当団体が支給する生活費が唯一の収入源です。

生活費は定期的に配布する宿題の確認が終わり次第、支給しています。子どもたちは、自分たちの将来の為に頑張りたいという気持ちと共に、自分が勉強を頑張ることで、家族を支えているという責任感を常に感じています。

2か月以上、アクティビティを回収して確認していますが、彼らが私たちに提出する宿題はいつも、紙一杯に文字や数式が書かれており、可愛く装飾もしてくれる子もいます。

シェイラの日本語の宿題です。紙一杯に日本語を書いています。
ジリアンの数学の宿題です。いつも可愛く装飾までしています。

将来に繋がる経験

子どもたちにはそれぞれ「夢」があります。一人一人「夢」は違っても「志」は共通しています。

「家族を助けたい」「困っている人を助けたい」

この「志」があるからこそ、こんな状況下であっても子どもたちが「夢」を諦めることなく、頑張ることができています。

フィリピンの家庭には、父親が違う兄弟、姉妹、いとこなどがたくさんいます。特に貧困層の家庭は複雑な場合が多いです。それでも、フィリピンの人々は家族を一番に考え、親戚やコミュニティとの繋がりも非常に強いです。

セブ市は、一度規制緩和が行われましたが、感染の拡大が止まらず、ロックダウンが再開されてしまいました。これにより、貧困層の生活はさらに厳しくなります。それでも、フィリピン人は家族と共に力を合わせてこの苦境を乗り越えてくれるはずです!

DAREDEMO HE ROの活動をご支援ください!

月1000円でラーニングセンターに通う子ども一人の1か月分の軽食を提供や、30人の子どもたちに炊出しができます。