DAREDEMO HEROでは、セブの最貧困地区にラーニングセンターを運営し、子どもたちに学びの機会を提供しています!
DAREDEMO HEROのラーニングセンターとは?
DAREDEMO HEROでは、現在イナヤワン・ゴミ山とカレタ墓地の2か所でラーニングセンターを運営しています。セブ市では、2020年3月から一度も対面授業が再開しておらず、最貧困地区に住む子どもたちの多くは、2年以上ほとんど勉強する機会がないまま時間が経過してしまっています。
同じセブでも、中間層もしくは富裕層の子どもたちは、オンラインで勉強をする機会がありますが、貧困地区に住む子どもたちにはその機会はありません。さらに、周囲に勉強を教えてくれる大人がいないため、全く勉強ができない時間が続いていました。
そこで、DAREDEMO HEROでは、ラーニングセンターを開設し、教員資格のあるスタッフを採用し、子どもたちに学びの機会を提供しています。1年前の開設時には、ほとんどの子どもたちが自分の名前すら書けませんでしたが、今は簡単な英単語や算数の問題も分かるようになりました。
ラプラプ ゴミ山とは?
ラプラプ市のゴミ山は、国際空港があり、セブの中でも高級リゾートホテルが立ち並ぶマクタン島にあります。ほとんどの観光客は、空港から直接リゾートエリアに移動するため、その間にゴミ山や最貧困地区が存在することを知る由がありません。
しかし、そういったリゾートホテルから出た大量のゴミが運び込まれ、そのゴミを拾って生活している人々が存在することは紛れもない事実です。
台風による被害
実は、このラーニングセンターは元々は別の場所に開設する予定でした。しかし、2021年12月に発生した巨大台風により、予定地であったチャペルが全壊してしまい、予定が大きく変更してしまいました。
この地を再建して、ラーニングセンターを開設することも検討しましたが、チャペルオーナーの意向により再建が難しくなり、新たに候補地探しから再開しました。
まずは始めること!
ゴミ山周辺のような最貧困地区は、土地の所有権が明確にされていないことが多く、候補地探しは難航しました。子どもたちの安全が確保され、勉強に集中できる環境を探しましたが、理想とする場所は見つかりませんでした。
しかし、まずは子どもたちに学びの機会を提供することが大切です。最終的に、支援者の一人の家の裏の軒先を改造し、ラーニングセンターを開設することになりました。
子どもたちの手作り教室
DAREDEMO HEROのラーニングセンターは、子どもたちが愛着を持ってくれるように、子どもたちと一緒に作り上げています。今回も仕上げのペンキ塗りは、子どもたちと一緒に行いました。
5月31日 オープニング!
そしてついに!正式にラーニングセンターをオープンすることができました。子どもたちにはDAREDEMO KIDSの証であるピンクのTシャツが配布され、さらに勉強に必要な学用品とリュック、歯磨きセットなどが配布されました。
貧困層の子どもたちに対する教育に情熱を持った、JOY先生も迎え、正式にラプラプラーニングセンターがオープンしました!
今回、多くのご支援者様、企業様のご支援を頂き、ラーニングセンターを開設することができました。ご支援いただきました皆様に心より感謝いたします。