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2年ぶりのスタディーツアー開催!

2年ぶりのスタディーツアー開催!
公開日:

コロナ禍で2年以上開催ができなかったスタディーツアーが、ついに再開しました!

セブ島留学本格再開!?

2020年3月から始まった規制強化により、全盛期には数千人いた日本人語学留学生と観光客が一気に姿を消しました。コロナ前は、モールや観光地ではたくさんの日本人を見かけました。しかし、この2年以上はどこに行っても日本人だけでなく、外国人の姿を見ることはありませんでした。

しかし、ついにフィリピンでは4月から観光客の入国を許可し、少しずつ留学生や観光客が戻りつつあります。それに合わせて、スタディーツアーへの参加を希望する問い合わせも増えていき、今回の開催となりました!

2,3名の方にご参加いただければ大成功と思っていましたが、なんと!今回は8名の日本人留学生にご参加いただくことができました!

DAREDEMO HEROのスタディーツアー

DAREDEMO HEROのスタディーツアーは、参加者の方も子どもたちも共に学びあえるように、参加者主体でツアーを開催しています。1日スタディーツアーでも、その日はじめて出会った参加者同士が、アイディアを出し合って、子どもたちとの交流内容を作り上げていきます。

子どもたちとの交流内容を話し合う参加者さん

ゴミ山のラーニングセンターで授業

活動場所へは団体の車両で移動します。移動中も、参加者同士の会話は尽きないようで、終始にぎやかな移動となりました。

今回は、イナヤワンゴミ山にあるラーニングセンターの子どもたちとの交流会です。このラーニングセンターでは、小学1年生から6年生まで25名が、日々勉強に励んでいます。子どもたちにとっては、初めてのスタディーツアーだったため、はじめは緊張しているようでしたが、すぐにリラックスして参加者さんが準備してくださったアクティビティーを楽しんでいました。

子どもたちからの感謝の気持ち

DAREDEMO HEROはセブでも「最貧困地区」にあります。そのような地区に生まれ育った子どもたちは、普段は外国人と交流したり、多文化に触れる機会はありません。今回のように、たくさんの日本人と交流ができることは、子どもたちにとっても貴重な経験となり、素敵な思い出となります。

セブ島留学中の週末の過ごし方は、ビーチに行ったりショッピングモールに行ったりと、きらびやかな楽しいアクティビティーが盛りだくさんです。そんな中で、セブの現状を知ろう!子どもたちのために自分たちができることをしたい!と、スタディーツアーにご参加いただいた皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。その気持ち子どもたちも同じです。

最後に子どもたちからお礼の歌を歌いました。

ゴミ山の現状を視察

ラーニングセンターの子どもたちは、清潔なDAREDEMO Tシャツを着て、笑顔いっぱいです。そのため、この子たちがどのような環境で生活しているかを想像することもできません。そこで、実際に子どもたちの住むエリアを参加者さんにはご案内させていただきます。

イナヤワンゴミ山では、東京ドーム4つ分以上の広大な敷地がゴミで埋もれています。場所によっては大人の背丈を優に超えるゴミが積まれていたり、言葉では表現できないような悪臭を放っているエリアもあります。そんな環境が子どもたちにとっての「日常」です。

ゴミ山で炊き出し

ラーニングセンター周辺でも、ゴミ山視察中も、ここに住む人々は私たち日本人を温かく迎えてくれます。彼らは、私たちが興味本位でこの場に来ているのではなく、この状況を改善するために自分たちに何ができるかを考えるために来ていると理解してくれています。

私たちを、いつも温かく迎えてくれ、さらに参加者の皆さんに多くの「考えるきっかけ」を与えてくれる現地の人々のために、今回も栄養たっぷりのルガオ(お粥)の炊出しを行いました。

最後の振返り

DAREDEMO HEROのスタディーツアーでは「振替り」を大切にしています。日本人にとって、終日「非日常」を経験した参加者さんが、ただ「かわいそう」「ショックだった」などの感情だけで終わることなく、自分たちにできる「ワンアクション」に進むために心の整理が必要だからです。

DAREDEMO HEROのスタディーツアーでできることは、参加者さんに考えるきっかけを提供することです。その場で答えが見つからなくても、今回の経験を通じて、ご参加いただいた方々の人生がより豊かになってくれればと思っています。

スタディーツアー体験談

MASAさん(50代男性)

今回、初めてスタディーツアーンに参加させていただきました。今まで日本のテレビやニュースでしか見ることのなかった、ゴミ山での生活を目の当たりにして、正直驚きました。ゴミ山の中で子どもたちが、笑顔で勉強をしている姿に、こちらまで元気をもらった気がします。

今回、短い時間でしたが、子どもたちとゲームを通じて触れ合うことができ、またこうした活動を長年続けている日系の団体があることを知り、日本人として誇りに思いました。今回交流した子どもたちの一人でも多くが、立派な社会人に成長してくれればと心から願います。

これからも活動を続けていただき、一人でも多くの子どもたちを笑顔にしてください。ありがとうございました。

堀場 万由さん(20代女性)

貧困といわれる地域ではあったけど、子どもたちはみんな生き生きとしていた。教育を受ける権利、夢をかなえる権利を与えられる存在になりたいと思った。

将来「本当に自分のやりたいことって何だろう?」と考えるきっかけになった。日本の子どもたちにもこの状況や環境、そして日本の普通が世界の普通ではないということを伝えたいと思った。

TAKAYAMA ASAKO(10代女性)

貧困地区の人々に対するイメージが変わりました。

現地に行く前は、生活が苦しいために、窃盗などの犯罪を犯してしまう人たちがいるのかなあと、恥ずかしながら思っていました。そのため、少し怖いイメージを持っていました。しかし、現地のラーニングセンターを視察したり、地域を歩いたりして、現地の人々とかかわり、全く自分が思っていたものと違いました。みんなニコニコで会話をし、働き、生活をしているのだと知りました。

また、教育が大切だと改めて感じました。自分たちの力で、国を社会を良くしていかなければならない。今回私たちができたことは本当に小さなことかもしれません。しかし、彼らに何らかのいい影響を与えられたあいいなあと思います。今回初めてスタディーツアーに参加し、子どもたちや現地の人たちの生活を垣間見ることができました。しかし今回見れたのは、彼らの生活のほんの一部で、具合的にどのような生活をしているのかも気になります。

DAREDEMO HEROの子どもたちが最後に歌ってくれた歌を聴いて、心が温まりました。

R

セブに来る前は、南国のリゾート地というイメージでした。実際にこちらに来て、学校周辺の環境にも十分にインパクトがあったのですが、今回参加させていただき、様々な場所を見せていただき、さらに大きな衝撃を受けました。

ごみの焼却ができずに、どんどん生活スペースがなくなっていき、衛生環境も悪化していく。今後も変わることがなく悪化していくのだろうと思うと、自分に何ができるだろうか?といつの間にか考えていました。

子どもたちは、一生懸命に私たちとコミュニケーションをとろうとしてくれて、子どもたちの将来にかかわる仕事に興味を持ち、改めてDAREDEMO HEROがされている活動のすばらしさを強く感じました。参加できてよかったです。ありがとうございした。

すべての子どもたちが満足に学問に励み、将来、地域に貢献できる未来が来たらいいなあと思いました。

匿名希望

今回参加させていただき、セブ島のキラキラした観光地だけでなく、誰かが出したごみで生活して、勉強がしたくてもできない子どもたちがたくさんいることを知りました。でも、そこで生きる人たちは、みんな笑顔で楽しそうに過ごしている姿を見て、どんな状況でも笑顔でいれば、みんなが笑顔になって幸せだなって感じました。

そして、今回一緒に勉強をしたこどもたちが、みんな楽しそうにゲームに参加してくれて、とてもうれしかったです。

匿名希望

初めての「ボランティア」という活動で、恵まれない子どもたち、貧しい子どもたちをどう接したらいいのか?など考えたこともありましたが、今回のスタディーツアーを通じて、現地の方々の笑顔、笑い声で、今まで自分が考えていた「恵まれない」「貧しい」という定義は自分の中、自分が見てきた世界だけの定義であって、彼らは自分のことをきっと恵まれないとか貧しいと認識することなく、目の前にある幸せにしっかりと向き合っているんだなあと思いました。ボランティアは、する側も学べるものだと感じました。

匿名希望

日本で得ていた情報と異なるところが多く、価値観や考え方を大きく変えることができました。スタディツアーへの参加を考えている方はぜひ、参加したほうがいいと思います。

DAREDEMO HE ROの活動をご支援ください!

月1000円でラーニングセンターに通う子ども一人の1か月分の軽食を提供や、30人の子どもたちに炊出しができます。