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4月1日は April Dream
4月1日といえばエープリルフールですが、大切な1日を「嘘をつく」ことに使うのではなく、子どもたちと一緒に「明るい未来」を語り合う1日にしたい!株式会社PR TIMES様の「AprilDream」キャンペーンに共鳴し、DAREDEMO HEROではこのキャンペーンを一緒に盛り上げていきます!
「AprilDream」に合わせて、奨学生とラーニングセンターの子どもたちが、桜の花にそれぞれの夢を刻みました。
子どもたちの現状
DAREDEMO HEROが支援する子どもたちは、それぞれ大きな夢をいだいています。
医者、教師、警察官、看護師、弁護士、建築士、パイロット・・・・
なぜ、子どもたちはこれらの夢を叶えたいのか?
「家族を助けたい」
「病気の人を助けたい」
「悪い人を捕まえて、安全に過ごしたい」
「家のない人に、家を建ててあげたい」
全員が、自分のためではなく、家族や地域、困っている人たちのために夢を叶えたいと思っています。なぜなら、彼らは幼いころから、様々な苦難を経験し、貧困の苦しみを深く理解しているからです。
「大好きな家族を貧困から救い出したい」
「自分と同じ苦しみを経験する人々を、少しでも減らしたい」
それが、子どもたちの夢への原動力となっています。
そして、その「貧困」が子どもたちの夢の前に大きく立ちはだかっています。子どもたちの夢を実現するためには、大学を卒業する必要があります。しかし、月の世帯収入が1万円から3万円の貧困層に、年間30万円を超える学費を払うことができるでしょうか?
幼いころ描いていた夢は、大人になるにつれて貧困という現実に打ち消されていきます。そしていつか、今日を生きるための生活を選択せざるを得ないのが、貧困層の子どもたちの現状です。
夢を抱き続けることの難しさ
日々の生活のために、働くことを選択しなければいけない子どもたちにとって、夢を抱き続けることは簡単なことではありません。彼らが、夢の実現のために進み続けるためには、誰かの支えが必要です。
「アルバイトをしながら学校に通えばいいじゃないか」
そう思う方もいるかもしれません。しかし、英語も話せない貧困層が就ける仕事は、最低賃金(1日1,000円以下)の仕事しかありません。しかも、それらは日本のアルバイト感覚でできる仕事ではありません。学生ができるアルバイトでは、月数千円稼ぐことがやっとです。
「頑張って奨学金をもらえばいいじゃないか」
そう思う方もいるかもしれません。確かに、フィリピンにも奨学金制度はあります。しかし、学費が無料になるような奨学金は、大学の学部でトップの成績を取る必要があります。
フィリピンでは、高い成績を保持するためには、努力だけでは足りません。日々の課題をこなすためには、パソコンやインターネットは必須となり、他にも様々な雑費がかかります。それらがない困窮学生は、学校で良い成績を取ることすら難しいのです。そして、たとえ学費が無料でも、通学費、昼食代、教材費など、様々な費用を捻出することができません。
「大学に行くことを諦めて、自分で起業すればいいじゃないか」
確かに近年、世界では学歴に関わらず起業をして、成功を収めている若者がたくさんいます。大学在学中に企業をする若者もいます。しかし、フィリピンの場合、貧困層のビジネスはほとんどが「マイクロビジネス」と呼ばれる、日銭を稼ぐ程度のビジネスで、家族を支えることすらままならない程度のものです。
フィリピンで企業が難しい理由として、初期費用を蓄えることができないこと、貧困層が投資を得る機会がほぼ皆無であること、そもそもの経済や経営に対するリテラシーが低く、学ぶ機会も乏しいことが要因に挙げられます。さらに、フィリピンにはいまだに貧困層への見えない差別が存在します。ゴミ山や墓地出身の人々は、それだけで社会的信用を得ることが非常に難しい現実があります。
がんばる子どもたちを応援するDAREDEMO HERO
そんな厳しい現実の中でも、夢の実現に向けてがんばる子どもたちを、DAREDEMO HEROでは応援し続けています。「がんばれば、夢が叶う」そんな当たり前のことが、本当に当たり前になってほしいと切に願っています。
多くの貧困層の子どもたちが、成長と共に夢を諦めてしまう中で、この子たちが夢を実現していくことができれば、それは他の多くの子どもたちの希望へとつながります。
「がんばれば報われる」そんな事例をたくさん作り、
全ての子どもたちが夢と希望を持てる社会を実現していきます。
夢の実現のためにがんばるDAREDEMO HEROの奨学生
貧困層の子どもたちにとっては、不可能とされていた夢に向かって、頑張っている奨学生がいます。彼らが夢を叶えてパイロットとなって、世界中を飛び回ることができれば、多くの子どもたちにたくさんの希望を与えてくれるはずです。