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セブの女性に笑顔と尊厳を。JIYU・華布との協働による「布ナプキン普及プロジェクト」を開始します!

セブの女性に笑顔と尊厳を。JIYU・華布との協働による「布ナプキン普及プロジェクト」を開始します!
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フィリピン・セブの女性たちが直面する「生理の貧困」を共に解決しませんか?

NPO法人 DAREDEMO HEROは、長年にわたりフィリピン・セブの貧困層支援に尽力してまいりました。そしてこの度、深い絆で結ばれたNPO法人 JIYU様、そしてオーガニックコットンの布ナプキンメーカー華布(hanafu)様との協働により、セブの女性たちに布ナプキンを届け、彼女たちの健康と尊厳を守るための新たなプロジェクトを開始します。本プロジェクトは、ご家庭に眠る未使用のコットン生地やタオルのご寄付や、資金・物資協力いただけるパートナー企業・団体様のご支援によって成り立ちます。セブの女性たちの未来を、ぜひ私たちと共に支えてください。

JIYUとの絆、そして新たな支援の形

DAREDEMO HEROとJIYU様との提携は、コロナ禍以降、数年にわたり続いています。毎年12月には、JIYU様が皆さんの声掛けで集めたランドセルや文房具などの支援物資を、数十〜百名を超えるメンバー全員で自らセブへ運び、支援を必要とする人々に直接届ける大規模なプロジェクトを実施しています。

この活動は、セブの子どもたちの教育を支えるDAREDEMO HEROの活動にとって、かけがえのない交流イベントとなっています。このパートナーシップの中で、JIYU評議員の梅田 和希さんから「フィリピンの現状を目の当たりにする中で、何か新たな支援ができないか」という熱いご提案をいただいたことが、今回の布ナプキン普及プロジェクト開始の大きなきっかけとなりました。

避難所での女性たちの現実と、梅田評議員の想い

近年、セブでは地震や台風などの自然災害が相次いでいます。災害が発生するたび、多くの人々が避難所での生活を余儀なくされますが、そこで私たちが強く危惧していたのが、「避難所における女性の生活環境」でした。

避難所という限られた空間では、プライバシーの確保が極めて困難です。特に生理中の女性にとって、着替えや衛生用品の処理、清潔な水へのアクセスが制限されることは、単なる不便を超えた、尊厳に関わる深刻な問題です。不衛生な環境は、感染症や皮膚トラブルなどの健康被害を招くリスクも孕んでいます。

「女性の権利向上」へのこれまでの歩み

私たち DAREDEMO HEROは、これまでにも女性の健康と権利を守るための活動を続けてきました。2022年からは、「風に立つライオン基金」の助成事業として「女性の権利向上」プロジェクトを実施しています。その中で、私たちは受益者である貧困層の女性たちに対し、布ナプキンの普及に取り組んできた過去があります。

布ナプキンは、一度手に入れれば繰り返し洗って使えるため、経済的な負担を大幅に軽減できます。フィリピンでは、多くの貧困層が、生理用品よりも食事を買うことを優先せざるを得ず、同じナプキンを長時間着用し、尿路感染症・婦人病の原因となってしまうという現実が散見されます。

布ナプキンをいくつか配布することで、そういった長時間の使用から解放されます。また、使い捨てナプキンに含まれる化学物質による肌トラブルを防ぎ、環境負荷も抑えられるという、持続可能な支援の形です。

フィリピンにおける「生理の貧困」の現状

フィリピンの貧困層において、生理を取り巻く環境は依然として過酷です。最新の調査や統計からは、以下のような厳しい現実が浮き彫りになっています。

項目現状と課題
教育への影響世界銀行のデータによると、フィリピンの女子学生の約8%が生理を理由に学校を欠席しています [1]。これは、生理用品の不足や、生理に対する社会的なスティグマが原因とされています [2]。
経済的障壁貧困層にとって、使い捨てナプキンは高価な消耗品です。食費を優先するために、不衛生な布や、長時間同じナプキンを使い続けざるを得ない状況が蔓延しています [2]。
健康リスク不衛生な生理管理は、尿路感染症(UTI)や膀胱炎、さらには生殖器系の感染症を引き起こす直接的な原因となっています [3]。
災害時の優先順位緊急支援において、食料や水は優先されますが、生理用品などの「ジェンダー特有のニーズ」は後回しにされがちです [2]。
参考文献[1]: # “World Bank. (n.d.). 8% of girls in the Philippines have reported skipping school because of menstruation. (Cited in UNFPA Philippines, “Menstrual Health Matters: Understanding the matters of menstruation”)”
[2]: https://philippines.unfpa.org/en/news/menstrual-health-matters-understanding-matters-menstruation “UNFPA Philippines. (2025, May 28). Menstrual Health Matters: Understanding the matters of menstruation.”
[3]: https://daredemohero.com/38854/ “DAREDEMO HERO. (2022, June 19). フィリピンにおける女性の権利と健康衛生の向上事業.”

華布 × JIYU × DAREDEMO HERO:三位一体のプロジェクト

こうした現状を打破するため、梅田さんの呼びかけのもと、オーガニックコットンの布ナプキンメーカーである華布(hanafu)様、そしてJIYU様との協働による「布ナプキン普及事業」が正式にスタートしました。本プロジェクトでは、それぞれの強みを活かした支援体制を構築しています。

1.華布(hanafu)様:日本の高い技術と、肌に優しい高品質な布ナプキンの制作・提供。また、正しい使用方法や衛生管理に関する教育コンテンツの提供も担います。

2.JIYU様:長年の国際物流ノウハウを活かし、日本からフィリピンへの支援物資の確実な運搬をサポートします。

3.DAREDEMO HERO:現地セブでの受益者や行政との強固なパートナーシップを基盤に、物資の配布、衛生教育の実施、そして受益者への継続的なフォローアップを行います。

パートナー企業・団体様、そして皆様へのお願い

私たちは、セブの女性たちが、どんな状況下でも自分らしく、尊厳を持って生活できる社会を目指しています。このプロジェクトをより大きく、持続可能なものにするために、皆様のお力添えが必要です。

•ご家庭に眠る未使用のコットン生地やタオルのご寄付:ご家庭に余っている未使用のコットン生地やタオルが、布ナプキンの素材や、現地の衛生環境改善に役立ちます。

•パートナー企業の募集:資金協力や物資提供、あるいは自社の技術を活かした協力をいただける企業・団体様を募集しています。

セブの女性たちに、一つでも多くの布ナプキンを届け、彼女たちの健康と未来を守るために。もし、私たちの想いに共感し、協力いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひDAREDEMO HERO お問い合わせフォームよりご連絡ください。皆様の温かいご支援を、心よりお待ちしております。

左上から時計回りに、JIYU 梅田評議員・華布 大西様・・現地マネージャー タカ・DAREDEMO HERO 代表 内山

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