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アートで自己表現~匿名希望展~

アートで自己表現~匿名希望展~
公開日: 更新日:

2024年4月17日(水)〜5月6日(月)
東急プラザ原宿ハラカド3F
「匿名希望画廊」ギャラリー
子どもたちの作品が展示販売されます!

アートに触れる

DAREDEMO HEROが匿名希望展さんに参加させていただくのは、今年で3回目になります!フィリピンの学校では、美術単独の教科はありません。また、初めて参加させていただいた2020年から、新型コロナウイスによる規制により、子どもたちは約3年間学校に行くことができず、アートに触れる機会は全くありませんでした。

そんな、絵の具やキャンバスに触れたことのない子どもたちに、これまでアートに触れる機会をたくさん提供してくれました。

アートを学ぶ

先に述べたように、フィリピンには美術単独の教科がなく、例え学校で美術の時間があっても、美術を教えられる先生もいなければ、必要な画材もありません。宿題で絵を描く課題が出されることがありますが、子どもたちはインターネットなどを参考に、限られた画材で絵をかいています。

そのため、絵は自分を表現するものではなく、うまく描いて良い点数をもらうものになってしまっていました。

そんな子どもたちに、匿名希望展さんはアートワークショップを開催して下さり、絵は「うまく描くためのものではなく、自由に自分を表現するためのもの」と伝えて下さり、そのための様々な技法を教えてくださいました。

アートで表現する

これまで、子どもたちにとって絵は、目に見えるものをそのまま描くもの、もしくはインターネットで見たものの模倣でしかありませんでした。しかし、匿名希望展様の主催する株式会社UMUM様のワークショップを通じて、子どもたちは自己表現としてのアートに学ぶことができました。

そもそも、子どもたちが日常的に使用している「ビサヤ語」は、他の言語と比較しても語彙数が少なく、難しい単語に関しては英語やスペイン語が用いられています。そのため、細かな感情を表現する言葉を見つけることは難しいように思えます。

子どもたちが自分たちの感情をしっかり理解し、相手に伝えるためには、ビサヤ語以外の言語の習得もしくは、そのほかの表現の方法が求められます。フィリピン人が得意とするのはダンスや歌ですが、全ての子どもたちに当てはまるわけではありません。そこで、アートは子どもたちの自己表現の方法のひとつの選択肢として、非常に重要です

ワークショップに参加した子どもたちは
「絵を描いている時、学校の心配事など忘れて夢中になることができた」
「もっと気持ちをそのまま表現できるように、練習したい」

など、非常に前向きな感想があがりました。

匿名希望展とは

「匿名希望展」とは、有名アーティスト・ファッションデザイナー・俳優・シェフ・美術学生・小さな子どもたちなど、幅広いジャンルの方々が描いた作品を、匿名で展示販売するチャリティーアートイベントです。

作品は全て同じテーマとし、アーティスト名を匿名にすることで、先入観なくアートを楽しんでいただきたいと考えております。そして展示終了後、購入した作品が手元に届いた時にはじめてアーティスト名を知ることができます。

作品の購入代金(一部運営費を除く)は、支援が必要な子どもたちなどへ、絵の具やクレヨンなどの画材に換えてお届けし、子どもたちへもっとアートに触れる機会を提供する活動に使わせていただきます。

写真参照:【展覧会レポート】東京ミッドタウン「匿名希望展」|六本木未来会議 -デザインとアートと人をつなぐ街に- (tokyo-midtown.com)

今年のテーマは「KAWAII」です。ぜひ会場で子どもたちが表現した「KAWAII」を見つけてください!

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