スタディーツアー中のボランティアの方々と、フィリピンの大規模農場としてサトウキビ畑の視察を行いました!

見渡す限りのサトウキビ

今回訪れたのは、セブシティーから車で2時間半ほどのところにあるボルボンという町です。そこでサトウキビプランテーション視察をさせていただきました。広さ約270ヘクタール(東京ドーム約58個分)で、どこか沖縄を感じさせる雰囲気でした。

例年、収穫時期は11月~5月で約100トン以上の収穫量があります。しかし今年は多雨が原因で、収穫時期延長や収穫物の量・質の低下に影響があったそうです。
利益だけを追求するのであれば、化学肥料を使用した方が人件費より安く済みます。しかし、化学肥料や機械を極力使いたくないオーナーの意向で、作業はほぼそれらに頼らずに手作業で行われています。そのためこの農場では、収穫シーズンは100人ほどの労働者を雇っています。彼らの給料は、与えられた作業・面積等によって決められます。最近は、周囲の農場でも労働者需要が増えているため、賃金は上昇傾向にあるそうです。

視察途中では、収穫作業を見るだけでではなく、採れたてのサトウキビを味見させていただきました。食べるというよりも、噛んで蜜を吸うという感じで、甘いとうもろこしの芯を吸ったときのような感覚に似ていました。その場で採れた新鮮なものを食べることができる幸せを、みんなで感じることができました。

 
      採れたてのサトウキビ          まるで沖縄にいるような気持ちになりました

地域にも貢献

このサトウキビ畑のオーナーさんは気さくな方で、視察中は説明から、質問に対する返答までとても丁寧に対応してくださいました。
素晴らしいと思ったことは、オーナー一家が農場内にある公立学校校舎の建て直しを行って、地域に利益還元をしていたことです。また、ゴーヤやトマトを育てたり、環境を配慮しながらサトウキビ生産において様々な試行を惜しまなかったりと、常に向上心をもって取り組んでいることです。


   サトウキビ畑の中にある公立学校           ゴーヤの緑のカーテン

思いがけない学び

今では一面に緑が広がりとてものどかな場所ですが、第2次世界大戦中はアメリカ軍と日本軍の戦場でした。今回農業内視察の際、大型トラックの荷台にのって移動しました。実はそのトラックは、日本軍が残していったものでした。まさかこのような場所で、戦争の跡さらには自国が関係しているものに遭遇するとは思っていませんでした。そのため、驚いたのはもちろんですが、改めて戦時中日本がフィリピンに与えた影響について考えさせられました。

いつどこで、思いがけないことに出会いそして学べるか予期することはできません。
そのためいつでも、特に初めての場所に行く際には、学ぶ姿勢を大切にして様々なことを吸収して考えていきたいです。そして、これらの経験を子どもたちにもどんどんシェアしていきたいです。