「ボランティア」っていったい何なんだろうか?ボランティア活動に参加する前に、もう一度「ボランティア」について考えてみてください。
目次
真のボランティアって何?
ボランティア【volunteer】
自発的にある活動に参加する人。特に、社会事業活動に無報酬で参加する人。篤志奉仕家。
言葉にすると簡単ですが、実際はそこまで単純なことではないように思えます。「自分でできることを自分の意志で周囲と協力しながら無償で行う活動」これは確かにボランティアと呼べるでしょう。しかし、自分にできること=相手が求めていることではありません。
海外に行って、現地の子どもたちが全く関心のないものを教えてあげることは、ボランティアと呼んでもいいのでしょうか?
ボランティアで一番大事なことは、スキルとニーズのマッチングです。
ボランティアに参加する前に準備すべきこと
ボランティアを始める前に、ぜひ皆さんにお願いしたいことがあります。それはとても簡単でとても難しいことです。それは「自分自身を知ること」です。
自分の得手・不得手を知る
まずは自分は何が得意で、何が苦手かを認識する必要があります。もちろん苦手なことをボランティアで行うことは本人にとっても苦痛であり、ボランティアされる側にとっても最善とは言えません。自分の得意なことを認識し、そのスキルが求められる先で活動することが、お互いにとってベストな結果を生むはずです。
自分の嗜好を知る
さらに自分自身の嗜好を認識する必要があります。何が好きで何が嫌いなのか。これも上記と同様の理由です。もちろん好きなことをしていたほうが人は楽しいと感じます。
自分自身を知る
そして一番大事なのが、なぜ自分はボランティアをしようと思ったのかを知ることです。この理由には正解も不正解もありません。ただし、自分自身がその理由を認識せずに活動した際に、間違った方向に行くかもしれないので注意が必要です。
何かの代償行為として行うボランティアや、自身の承認欲求を満たすためのボランティアは、逆に相手に迷惑をかけてしまうことさえあります。
DAREDEMO HEROはボランティア団体?
DAREDEMO HEROはNPO法人、NGOとして活動しているため、一般的に「ボランティア団体」と解釈されがちです。しかし、DAREDEMO HEROの活動はボランティア活動ではなく、人材育成事業、地域支援事業、文化交流事業など、明確な目的と責任を持った事業となっています。
それらの活動を限られた期間、自発的に無償でお手伝いをすることが「ボランティア」と呼ばれる活動になります。そのため、基本的にはDAREDEMO HEROの行ってる事業に沿った活動を行っていただいています。
ボランティア活動を行うためには
- ニーズの把握
- 対象者への調査
- 事前の準備
この3つが非常に重要です。これがなければ、せっかくの活動もただの自己満足に終わってしまいます。
DAREDEMO HEROでは、日本人スタッフ・フィリピン人スタッフが常に現地の生の声を聞き、活動を行っているからこそ本当のボランティア活動が実現できるのです。
お互いがHAPPYになるために
「ボランティアをしたい」と考える人たちは、何かしら人のためになりたいと考えているはずです。しかしその素晴らしい考えがちょっとした思考のずれで、相手に迷惑をかけたり、嫌な思いをさせてしまうことがあります。
してあげるボランティア
どんな活動にしても「してあげる」という考え方を持った時、その活動は既に失敗です。ボランティア活動はあくまでも対象者と同じ立場で共に歩むものです。
自分のやりたいボランティア
相手のニーズに沿わず、自分のやりたいことをやることは、ボランティアではなくただの趣味です。趣味として行うことは問題ありませんが、それはボランティアとは言えません。
見返りを求めるボランティア
金銭的対価はもちろんですが、感謝されることも求めてはいけません。人から感謝されたい、人から必要とされたいから行う活動は、自分のための活動でありボランティアではありません。
子どもたちはとても敏感です。ボランティアさんがどんな気持ちで活動に参加をしているのか、感じ取ることがあります。ここに書いたことを念頭に置いて活動していただければ、何物にも代えがたい「子どもたちの笑顔」という対価をたくさん得ることができます。
DAREDEMO HEROのスタディーツアーでは、スタッフや他の参加者とじっくりと話し合う時間がたくさんあります。日本の家族や友達には話せない内に秘めた思いや、情熱をここセブでなら話すことができるはずです。
一人で考え込んでいても自分自身を知ることはできません。 準備ができた方も、準備途中の方も、真のボランティア活動をしたい!という方はぜひDAREDEMO HEROにお越しください!