1. ホーム
  2. 記事一覧
  3. 2018年夏 高校生たちの挑戦!!

2018年夏 高校生たちの挑戦!!

2018年夏 高校生たちの挑戦!!
公開日: 更新日:

この夏、日本の高校生2名がトビタテ留学JAPANの制度を活用し、DAREDEMO HEROで様々な挑戦を行いました!

トビタテ留学JAPANとは?

トビタテ留学JAPANとは、政府だけではなく、官民協働のもと社会総掛かりで取り組む「留学促進キャンペーン」です。
官民協働で「グローバル人材育成コミュティ」を形成し、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成します。これらの取組により、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までに大学生の海外留学12万人(現状6万人)、高校生の海外留学6万人(現状3万人)への倍増を目指します。
引用:トビタテ留学公式ホームページ

DAREDEMO HEROではトビタテ留学JAPANを活用し、世界に飛び立とうとする高校生を応援しています。通常既に決まったプランに参加することの多いボランティアコースですが、当団体では計画書の作成から携わり、それぞれの高校生が本当にやりたいことを実現できる完全オリジナルプランを提供しています。

参加者2名の体験談をご紹介します

槇山いまり 高校1年生


「日本に留まったまま世界を知らないなんて嫌だ!」
 

私は2週間DAREDEMO HEROでお世話になりました。私はDAREDEMO HEROにきて、すごく成長させてもらえたと思います。自分の意見を言う力、臨機応変に対応する力、物事を深く考える力、たくさんの力を身に付けられたと思います。

またツアーを通してボランティアに対する考え方が変わりました。私は以前まで貧困な子どもたちに必要な支援物資を与えて、喜んでもらえれば解決すると思っていました。このツアーでボランティア活動ってなんだろう…とすごく悩みました。自分にできることはなんだろ、と日々考えて生活してみました。結局ちゃんとした答えは出ていません。
しかし、今私が思うことはお菓子をあげたり、折り紙やけん玉はツールでしかないということです。これをコミュニケーションのツールとして使って別の目的(子どもたちが必要としているスキル)をもってボランティアをした方がクオリティの高い学びを提供できると思います。

また、なにが幸せなのかということも考えさせられました。貧困層の人たちがみんな幸せそうに暮らしていることを見て、日本の人はこんなにもみんな毎日を楽しんで暮らせるのだろうかと思いました。スマホばかり見て周りの新しい発見に気付けなかったり、コミュニケーションがとれていないのではないかと思いました。今回の活動で、フィリピンのいい面をたくさん知り、さらに日本の問題点にも気付くことができました。

岡本琳南 高校2年生


『TAHANAN=子どもたちが夢を叶える環境』を守る
 

「アリガトー」貧困地区で子どもたちが手を差し出してお菓子を求める姿に、もやもやとした気持ちなりました。「アリガトー」が感謝の言葉かさえ知らないけれど、言えば何かもらえると思っているのではないか?HIROさんの「ボランティアの定義は何だろう」という問いかけから、ボランティアの在り方を考えていた私は、ただ物をあげるだけの無償支援は、人々の本来の暮らしを狂わせてしまうのではないかと思いました。

さらに貧困地区の人々に幸せかどうかを聞いて回ると、皆「幸せだよ!家族がいて、みんなで暮らせているから。」と笑顔で答えるのです。現地の人々は本当に私たちの支援を必要としているのだろうか。ボランティア留学をしに来たはずなのに、『ボランティア』そのものに疑問を抱いてしまいました。
しかし、聞取りを続けると、貧困地区で暮らす人々の想いが次々と浮かび上がってきました。すべての人に自分の夢を諦めた経験があります。だから自分の子どもには夢を叶えてほしいと思っています。
あるお母さんは「私の夢は先生になることだった。でもお金がなくて12歳でメイドになったの。だから息子には同じ道を歩んでほしくない。学校を卒業して夢を叶えてほしいんだ」と涙を流しながら話してくれました。その姿を見て、この地には夢を叶えるための支援を必要としている人がいるんだと実感し、自分にできることをしたいと強く思いました。

さらにゴミ山を視察した時に、果てしなく積み上がるゴミを見て「世界にはもっと多くの課題があって、私は世界の一員なんだ。世界のために何かをしたい!」という気持ちが沸き上がりました。そして、世界で起きている様々なことが全て、自分のこととして見えるようになりました。「将来やりたいことが分からない」そんな思いでセブ島に来た私も、今は「やりたいこと」で溢れています。

ホームステイや企業訪問など、私の提案をすべてアレンジしてくださったJUNKOさん、熱いメッセージを送って奮い立たせてくださったHIROさん、優しく色々な話をしてくださったインターンのKARINさん、AYANOさん、HONOさん、インタビューやアクティビティーの開催時に通訳を、さらにバランガイのスタッフさんにまでアンケートの交渉をしてくださったフィリピン人スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
このツアーに参加したことで、世界が広がり、多くの面で成長できました。この経験を忘れず、つらい時こそ笑顔で頑張ります。

DAREDEMO HEROが日本の皆さんにできること

DAREDEMO HEROはフィリピンの貧困問題を解決するために、貧困層の子どもたちに教育支援を行う団体です。しかしそれだけではなく、フィリピン人の生き方を通じて日本の学生、若者、幸せとは何かと悩む人、自分の価値を認められずに悩む人、様々な人々に何かを伝えられるのではないかと考えています。
さらに、何かをしたいけど何をしていいのか分からない人、本当に必要としている先に支援を届けたいと思う人々の懸け橋となりたいと思っています。

今回2人の活動で、セブの人々をたくさん笑顔にすることができました。さらに2人が日本ではできない様々な経験を通じて、たくさんのことを感じてくれたことをうれしく思います。
これからも、日本とフィリピンの懸け橋となる活動を続けていきます。

DAREDEMO HE ROの活動をご支援ください!

月1000円でラーニングセンターに通う子ども一人の1か月分の軽食を提供や、30人の子どもたちに炊出しができます。