DAREDEMO HEROでは、子どもたちがしっかりと勉強に集中できるように、定期的に健康診断を行っています。

学校では検査はない!?

日本の学校では、毎年身体測定や健康診断が行われます。しかし、ここフィリピンの公立学校では、健康診断は義務付けられていません。唯一行われるのは、駆虫薬の投与だけです。そのため、深刻な症状が出てからでなければ治療がされないため、命に係わる重篤なケースに至ることも少なくありません。さらに、視力や聴力の測定もないため、子どもたちの学習の障害になっている要因も見つけることができません。

DAREDEMO HEROでは、子どもたちがしっかりと勉強に集中できるように、子どもたち全員に健康診断を行っています。家庭の環境や経済的な事情を知る子どもたちは、痛みや不快感を抱いていても、それを伝えようとしないことがあります。それらを見つけてあげることも、私たちの役目だと思っています。

1日目:検便・血液採取

1日目は検便と血液採取です。フィリピンの公立校では、絶対に行われることのない検査です。しかし、前回の検査の際にも、数名の異常が見つかり、大事に至る前に治療を行うことができました。

血液採取は、子どもたちにとってどうしても慣れることのできない恐怖の体験です。初めての採決の際には、泣き叫ぶ子どもも多かったのですが、さすがに少し落ち着いて待つことができるようにありました。

小学生が採血を怖がる様子を見た高校生が、進んで先に採血をすることでお手本を見せ、「一瞬チクッとするだけだから大丈夫だよ!」などと声をかけてあげていました!


左がナタニエル、右がラウルです。

小学生はまだまだ注射器の針が怖くて泣き出してしまう子もいましたが、針が刺さる瞬間手で目を隠して見ないようにしたり、上級生やスタッフに顔を隠してもらったりして、なんとか採血を終えました!


左がアンドレア、右がソフィアです。

昨年の様子はコチラ▶ミールプログラム改善計画!vol.1 健康診断

2日目:身体測定・問診

2日目はホームドクターに来ていただき、身体測定と問診を行いました。
のどのチェックや心拍数、血圧などを確認してもらった後、最近の健康状況をはきはきと答えていました。普段少し気になっていても、心配をかけたくないからと相談できないことも、気心の知れた先生には相談できるようです。


左がジョイ、右がジャネットです。

また、同時に身体測定も行いました!支援を始めた当初は身長も体重も、基準値に達していなかった子どもたちが多くいました。しかし、栄養バランスの取れた毎日の昼食のお蔭で、みんなすくすくと成長しています。体重に関しては、まだ基準値に達しない子どももいますが、身長の伸び率はドクターも驚くほどでした!

子どもたちの成長と健康維持には、バランスの良い食事がとても重要です。フィリピンでは野菜は高価なため、貧困層はなかなか口にすることができません。貧困層でよく食べられているお腹を満たすだけの食事は、炭水化物と糖質が多く、子どもたちの成長に必須の栄養素が不足してしまいます。
DAREDEMO HEROが無料で提供している昼食も、以前はおかず一品と白米だけでした。しかし、今では皆様のご支援のおかげで野菜のおかずを一品増やすことができました。
現在は、普段野菜を食べることができない子どもたちも昼食でたっぷりと野菜を食べています。


以前の昼食                          現在の昼食

何をするにも、健康な身体が一番大事です!これからも、子どもたちの成長に必要な栄養が、たっぷり詰まった食事を提供し、声にならない身体や心の声を聞くことで、子どもたちの健康を守っていきます!!