2月末に発生した、大規模火災支援の続報をお伝えします。

▶火災の詳細はこちらをご覧ください「690世帯が火災!その原因とは? 」

現在の状況


これまでDAREDEMO HEROでは、多くの火災支援活動を行ってきました。それらのノウハウがあっても、毎回市や自治体の協力度合いや、住民の生活レベル、火災現場の環境によって、復興のスピードや困難の度合いは変わります。そのため、支援活動を行う際には、必ず被災地の最新の状況を確認したうえで、必要な支援を行っています。

前回支援を行った際には、まだ現場から煙が上がっていたり、燃えた後の臭いが残っていたりしましたが、今回訪れてみると焼け落ちた家に取り残された、瓦礫を掃除する人や、新しく家を建てるため壁を壊している人がたくさんおり、復旧作業は進んでいるようでした。

話を聞くと、幸いにも行政から復興に必要な資材の提供が、早々に行われたということです。このようなことは非常に珍しく、通常は資材が届いていても、なかなか被災者の手元に届きません。
しかし、この資材も家の再建には十分ではなく、被災者が元の生活に戻るには、まだまだ時間がかかりそうです。このような状況の中でも、被災者同士が助け合い、手元にある資材で、出来る範囲の復興を行う姿に、フィリピン人の逞しさを感じました。


新しい家を建て始めています。

食パンの配布

このような火災が起きた際、発災から3日間は市から食事の支給が行われます。その後は自分たちで生きるための食事を確保しなければなりません。しかし、現金はもとより、調理器具や食材まですべて燃えてしまった被災者にとって、自活は非常に難しいものです。

そこで今回は、日本のご支援者様のご寄付で、被災者に食パンを配布しました。「なぜ食パン?」と思われるかもしれませんが、食パンは保存もでき、何よりお腹がすいたときにすぐに食べることができます。
他団体ではお米の配布も行っていましたが、調理器具のない被災者にはお米を炊くことができません。そもそも、避難所は火気厳禁のため、調理ができないのです。

これまでの支援活動でも、食パンは常にリクエストされる物資の一つです。
これまでの経験を活かし、その場その場で一番必要とされているものを支援させていただいております。

私たちにできる継続的な支援

このような不自由な避難所の生活の中でも、子どもたちの笑顔は輝いており、身近にあるもので同世代の子どもたちと元気に遊んでいました。そんな子どもたちから、支援活動をする私たちが元気をもらいました。
しかし、本来はこの子どもたちが学校に行かなければいけない子どもたちです。学用品や制服がすべて燃えてしまった子どもたちが、学校に戻れるのか、不安が残りました。

私たちのような小さなNGO団体に、できることは限られています。しかし、日本からのご支援者様と、被災者を繋ぎ、本当の意味で自立につながる支援を確実に行っていくことが、私たちにできることだと考えています。
被災者が1日も早く、元の生活に戻り、子どもたちがまた元気に学校に通るように、私たちにできる支援を続けていきます。