今回は当団体が継続的に支援している地区である「墓地」の今をお伝えします。

墓地で生きている人々

貧困層の人々の中には家がなく、墓地で暮らしている人々がいます。彼らは墓地が置かれてある敷地内に家を建てたり、お墓を保管する用の部屋で生活したりしています。


お墓が置かれてある場所を家として使っています。

彼らの多くが家を持たず、お墓が置かれてある、部屋内で生活をしており、日によって寝る場所や生活する場所を変えている人々もいます。
彼らは墓地内で生活をしており、仕事も墓地内でしている人々が多くいます。

墓地に訪れる人々が使用するためのキャンドルを作る人、墓石を掘る人、墓地に訪れる人に食事を提供する人がいます。
彼らの日常生活は彼らが暮らす墓地内で完結されているのです。


販売するためのキャンドルを作っている時の様子です。

居住地区として認められていない地区

行政はこの彼らが暮らしている墓地を「居住地区」として認めていません。そのため、新型コロナウィルス感染症の影響によりロックダウンが実施されてから今まで、ほとんど、彼らは行政からの支援物資を受け取ることができていないのです。

前回、彼らが暮らしているバランガイ(最小自治区)は25キロの米をバランガイ内に暮らしている人々に配給したらしいですが、残念ながら彼らの元にその支援物資は届いておりません。

前々回行われた行政からの配給活動は、人々に5キロの米と缶詰が配布されたらしいですが、墓地に住むほとんどの人は受け取ることができていませんでした。受け取ることができたとしても5キロの米だけを受け取っているらしく、墓地の人々は「バランガイ内での配給活動が行われた際、彼らが暮らす墓地はいつも最後に配給される地区になっている」と私たちに伝えました。

ロックダウンの影響で、墓地に訪れる人も極端に少なくなり、収入もほとんど0になっている中、行政からの支援も受け取ることができておらず、墓地に暮らす人々は困窮しています。

当団体の彼らに対する支援活動

当団体は墓地に暮らす人々に対して、4月4日から現在まで、定期的に支援活動を行っています。収入がなく、1日を生きるために必要な食事すら得ることがでないのは、成長期の子どもたちに悪影響を与えてしまいます。

子どもたちの中には3日間でカップ麺1袋だけを食べて生活していた子もいます。そんな過酷な生活を強いられている中でも、子どもたちはいつも、私たちを笑顔で迎えてくれます。
彼らの無邪気な笑顔が、こんな時でも曇らないよう、明日も彼らが笑えるよう、当団体は引き続き彼らに対して支援活動を行っていきます。