先日、フィリピン政府は新型コロナウィルス感染症が収束せず、拡大し続ける1つの理由を発表しました。感染者が増え続ける理由とは何でしょうか。

問題山積みの感染対策

先日、フィリピンの新規感染者が増え続ける1つの理由について、ブログでお伝えしました。

▶詳しくはこちらをご覧ください。
フィリピンならではの問題~COVID-19で浮かび上がる貧困問題~

現在もセブ市に暮らす多くの人が新しく感染していることが確認されています。フィリピンでセブ市は1番感染者数が多い地区となっています。
フィリピン政府はセブ市で感染者数が拡大し続けている1つの理由は「自宅隔離」であると発表しました。(参照元はこちら

新型コロナウィルス感染症に感染した場合、病院や施設での「隔離」が必要です。しかし、現在セブ市では、「医療崩壊」が起こっています。

▶セブ市の医療崩壊についてはこちらをご覧ください。
セブ市医療崩壊!?恐れていたことが現実に・・・

自宅隔離がもたらす影響

セブ市では現在、新型コロナウィルス感染症の症状が出たとしても、適切な医療機関で検査や治療を受けることができません。
仮に、病院に空きがあったとしても、検査費用や治療費、入院費が高すぎて、病院に行くことを諦める人も多くいます。


検査を受けるだけで、貧困層の月給に匹敵する7,000ペソ(約15,000円)もかかります。

無症状や軽症の場合は、各自治体が準備した隔離施設に収容されます。しかし、隔離施設といっても、ほとんどが公立の小学校の教室に簡易ベットを置いただけのものです。

その為、隔離施設に移ることを拒む感染者もおり、政府の発表によると、自治体が用意している隔離施設は収容人数の25%しか使われていないそうです。
それ以外の感染者が、それぞれの家で「自宅隔離」を行っています。

現段階で1,900人以上の感染者が自宅隔離を行っていることが確認されていると、政府は発表しました。更に、フィリピン政府は「自宅隔離をしている感染者の把握と管理が非常に難しい」と発言しています。


セブ市は新たな隔離施設を次々に建設しています。

フィリピン全土で行われる政策

今回のフィリピン政府の発表であったように、新型コロナウィルス感染症が今もなお急増している1つの理由に「自宅隔離」が含まれています。この問題に対して、フィリピン政府は遂に動き始めました。

それが、「警察が各家を訪問する」というものです。
その目的は、以下の2つです。

・感染者が暮らす家が隔離に適した環境課の確認
・家族内に他に感染者がいないのかの確認

仮に自宅隔離に適さない環境だと警察が判断した場合、政府や自治体が用意した隔離施設へ移動させることが発表されました。更に、隔離施設の移動を拒んだ感染者には禁固刑を処す可能性があることも発表しました。
(参照元はこちら

自宅隔離を強いられているDAREDEMO KIDS

遂に恐れていたことが起きてしまいました。
DAREDEMO KIDSの父親が新型コロナウィルス感染症に感染してしまい、家族全員が突然完全外出禁止となってしまいました。

小さな貧困集落では、感染者のニュースはあっという間に広まります。住民は感染を恐れ、一家との接触を避けています。そのため、外出ができない彼らが頼れる人が周りにいなくなってしまいました。

当団体は、自宅隔離を強いられている彼らに必要な食料と、生活必需品の配給を行っています。病院の用務員として働いていた父親に、隔離中は一切給料は支払われません。

経済的にも困窮し、さらに自由も奪われてしまった一家が、元の生活に戻れる日まで、DAREDEMO HEROでは必要な支援を継続していきます。


DAREDEMO KIDSのネスパーセカンデルの父親が新型コロナウィルス感染症に感染してしまいました。