子どもたちが暮らしているセブ市は8月から徐々に規制緩和が進んでいます。しかし今もなお、子どもたちは24時間外出することができません。
今回は子どもたちが「新型コロナウィルス感染症」から学んだことをお伝えします。

子どもたちを取り巻く「新型コロナウィルス感染症」

全世界で多大な影響を与えている新型コロナウィルス感染症。フィリピンでも180,000人以上の感染者が確認されています(8月21日時点)。

この新型コロナウィルス感染症は貧困層で暮らすDAREDEMO KIDSにとって、非常に身近な大きな問題です。
子どもたちが暮らす家の真横で感染者が確認される。子どもたちが暮らす地区でクラスターが発生してしまい、トータルロックダウン下に置かれる。子どもたちの家族が感染してしまい、自宅隔離を強いられるという厳しい環境に子どもたちは置かれ、感染の恐怖を常に感じながら生活しています。

そんな中、当団体は子どもたちにインタビューを行い、「新型コロナウィルス感染症」について質問しました。彼らはこの状況をどう考えているのでしょうか。


DAREDEMO KIDSが暮らしている家の真横の住民が新型コロナウィルス感染症に感染していることが確認され自宅隔離を強いている時の写真です。

共通する想い

子どもたちにインタビューを行った際、ほとんどの子どもたちが「この状況に対して何もできない自分が本当に悔しい。」と私たちに伝えてくれました。「親が新型コロナウィルス感染症の影響で職を失い、近隣住民や自分の親戚、友人が新型コロナウィルス感染症に感染して苦しんでいる中、自分には彼らを助けることができる力がない。」と悔しそうな表情で話してくれました。

そして、「今自分たちにできることは自分の将来の夢を叶えるために勉強することです。もし再び、今回のような状況になった時、家族や親せき、友人そして貧困層の人々の力になれるような人になるため、今は勉強を必死に頑張ります。」と話してくれました。
新型コロナウィルス感染症から「自分の無力さ」を学びそれを糧として「勉強に励む」ということをDAREDEMO KIDSは学びました。

子どもたちにできる限りのサポートを

当初の発表では、8月24日から公立校の授業が再開する予定でした。しかし、その予定は延期になり、10月5日再開の見込みになっています。
それでも、対面授業を行われず、オンライン授業もしくはプリントを配布するだけでの授業になります。しかし、貧困層のDAREDEMO KIDSの家にはオンライン授業を受けるための、Wi-Fi、パソコンもしくはタブレット、学習用の机や椅子でさえありません。彼らが勉強できる環境を作りたいと思っていた中、今回も当団体とDAREDEMO KIDSを助けて下さったのが、当団体のご支援者様でした。

ご支援者様からご寄付を頂き、子どもたちにパソコンやタブレット、Wi-Fiの配布を行うことができました。そして、当団体のラーニングセンターに設置されていた学習用の机と椅子の貸し出しも行っています。

これで、子どもたちはこのような状況下でも勉学に励むことができます。彼らは新型コロナウィルス感染症という大きな壁を乗り越え、この国の未来を変えるリーダーになってくれると信じています。

子どもたちの学習環境作りにご協力して下さった皆さまに心より感謝申し上げます。