本来であれば新学期が始まるこの時期、Covid-19が原因で未だに、進学先を決めることができない子どもたちがいます。

DAREDEMO KIDS大学編はこちらをご覧ください。
子どもたちの進学状況(大学編)~DAREDEMO KIDSが選んだ道と立ちはだかる大きな壁~

フィリピンの教育制度

フィリピンの教育制度は日本とは違い、小学校(6年)高校(4年)シニアハイスクール(2年)大学(4年)となっています。

今年、シニアハイスクールに進学予定のDAREDEMO KIDSAは4人います。今回はその子どもたちの現在の状況をお伝えします。

入学試験を受けたい子どもたちと奨学金を受けたい子ども

クリスティン

彼女はタランバン高校に入学しており、そのままタランバンシニアハイスクールに進学することを決めました。タランバンシニアハイスクールは公立校のため、授業料は無料です。

教育の質が他の私立より劣る公立校に彼女が進学する決断をした理由は「国の奨学生」になりたいからです。

彼女が受けようとしている奨学金の制度は公立学校から大学に進学する対象です。2年後の大学入学の際に、この試験に合格すれば、月5,000ペソ(約10,000円)ほどの奨学金がもらえます。

彼女はこの奨学金を、下の兄弟が学校に行く費用に充てたいと考えています。2年先のことを考え、さらに家族のために大きな決断をしたクリスティンが、公立の学校でも勉強に遅れが出ないように、DAREDEMO HEROが彼女を支えていきます。


クリスティンのこの子、どんな子はこちら

イボン

彼女が希望するセブ大学付属シニアハイスクールでは、未だに入試試験の詳細が発表されていません。この学校は昨年HERO’S HOUSE1と2のちょうど中間に位置する場所に、巨大なシニアハイスクールキャンパスを建設し、非常に充実した設備を整えています。
学費も私立としては、それほど高額ではなく、イボンだけでなく、マイケル、グレースも同じくこの学校の入学を希望しています。

しかし、入試試験の詳細が発表されていないため、今は発表を待つしかありません。


セブ大学付属シニアハイスクール新キャンパス

そして彼女には1つの大きい不安要素があります。それは「彼女がトータルロックダウンされているZapatera地区で生活をしている」ということです。当団体ではこの地区に今まで様々な支援活動を行ってきました。

Zapatera地区の詳細はこちらをご覧ください。
新型コロナウイルス感染症に対する支援活動

Zapatera地区は4月12日からトータルロックダウン(完全隔離)が開始されて、セブ市が規制緩和を進めていく中で、未だ厳しい規制下にあります。志望しているシニアハイスクールの試験日が決定しても、それまでにZapatera地区の規制が解除されるか、そして、学校がZapatera地区から来た生徒を受け入れてくれるか、大きな不安を抱えています。

そのような状況の中でも、いつでも試験を受けられるように、様々な不安を抱えながらも、自宅で試験勉強に励んでいます。


イボンのこの子、どんな子はこちら

マイケル

彼の将来の夢は「建築士」になることです。そのため、建築関係の学科を志望していますが、入学試験を受けることができず、この先の将来に不安を抱えながら生活をしています。


マイケルのこの子、どんな子はこちら

グレース

彼女の将来の夢は「英語の先生」になることです。先生になり「英語の大切さを子どもたちに伝えたい」という熱い思いを持っています。そんな彼女も自宅待機中、勉学に励んでいます。


グレースのこの子、どんな子はこちら

それぞれが様々な問題や将来への不安を抱えながら、生活しています。当団体でも学校側の発表を随時確認しています。新たな道を選び、将来の夢に近づいている彼らの勉強の機会が奪われないよう、引き続き彼らのサポートを行っていきます。