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フィリピンセブ島の今

フィリピンセブ島の今
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子どもたちの住むセブ市は、10月も引き続きMGCQの継続が発表された。人々はどのような暮らしをしているのでしょうか?

日本人は一体いつになったらセブに来れるの?

多くの人々が気にしている問題、それが

「いつになったらフィリピンに入国できるのか?」

ということだと思います。セブで新型コロナウイルス感染症が深刻化し始めた3月ごろには、誰もこの問題がここまで長引くとは予想していませんでした。
その為、「ちょっと薬を買いに行く」「銀行の手続きがある」「家族に会いに行く」など様々な理由で、自国に戻った外国人が、未だにフィリピンに戻れずにいます。

そんな中、少しずつではありますが日本人がセブに戻り始めています。
しかし、入国が許されるのは、ごく限られた長期VISAを持っている人のみです。

詳細は「俺のセブ島留学」ページに掲載されています。

以前のように、観光客や留学生でにぎわいを取り戻すには、まだまだ時間がかかりそうです。

外出はできるの?できないの?

現在セブ市はMGCQ(緩和された一般的なコミュニティ検疫)下にあります。そのため、以下の理由以外での外出は基本的に禁止されています。

  • 生活必需品の買い物
  • 病院受診
  • 他者と接触のないスポーツ
  • その他
  • 許可された業務

さらに、一家に一枚配布されている「外出許可証(曜日指定あり)」を持っていること、「門限は22時」「外出時はマスクを着用」など、様々な規制があります。

さらに、21歳以下および60歳以上の人々は、不要不急の外出は禁止し自宅自粛が命じられています。

そのうえで、公共共通機関やショッピングモールでは、マスクに加えてフェースシールドの着用も義務付けられています。

以前は隙間もなく乗客が乗車していたジプニーもこのような状況です

しかし、そのような規制内容とは裏腹、貧困地区や山岳地域に行くと、子どもたちがマスクもせずに外出をしている場面を目にすることもあります。規制内容と、現実の間にはギャップがあるように感じることが多々あります。

学校ってどうなってるの?

3月から休校が続いていた学校が、少しずつ再開されています。そしてついに、来週から公立校が一斉に再開します。

しかし、全ての学校がオンライン授業、もしくはプリントの配布だけを行うモジュラー授業となっており、対面授業が再開される見通しは立っていません。

先行き不安な経済状況

このような状況の中で、何よりも心配されることが、今後の経済状況です。
フィリピンの失業率は、非常に厳しい規制が行われた4月に17.7%を記録し、その後規制緩和に伴い改善はしています。しかしながら、実際に周囲の人々の様子や話からは、経済回復を感じることはできません。

以前は人であふれていたショッピングモールや飲食店も、今は閑散としています。お店が開いても、庶民は買い物や外食に使うお金がないのが現状の様です。

まだまだ先の見えない状況ではありますが、DAREDEMO HEROでは奨学生とその家族、そして支援地区の人々の心の支えとなるよう、今後も支援活動を継続していきます。

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月1000円でラーニングセンターに通う子ども一人の1か月分の軽食を提供や、30人の子どもたちに炊出しができます。