「With コロナ」の時代、DAREDEMO HEROの緊急支援も、次のステージに進む時が来ました!
フィリピンの現状
フィリピンでは、世界最長11か月のロックダウンが、現在も継続されています。徐々に規制の緩和はされていますが、まだまだ貧困層は職も収入もないまま、厳しい生活を続けています。
子どもたちにおいては、昨年3月から学校の対面授業が禁止されており、学びの機会が失われたままです。
これまでの緊急支援活動
このようの状況の中で、DAREDEMO HEROでは最もコロナの影響を受けている、最貧困地区の人々に対して、緊急支援を行ってきました。
その日食べるものもない貧困層にとって、当団体から支給されるお米や缶詰が、彼らの命を支えてきました。また、食糧の確保だけでも難しい状況の貧困層にとって、日本から送られてきた古着や文具は、非常に貴重なものでした。
ネクストステージ~新たな支援~
この状況がいつまで続くのか先が見えない中、緊急支援を継続していくことは、受益者がDAREDEMO HEROの支援に「依存」してしまう危険性があります。
そうならないために、DAREDEMO HEROでは最貧困層の人々の自立を目指した、新たなプロジェクトをスタートしました。
①受益者に対するインタビューを行い、各家庭の状況を把握する
②インタビュー結果から、各家庭で必要な支援をカテゴライズする
③物資や食料の支援を行う際には、必ずセミナーを行い、受益者を教育する
④子どもたちに対しては、定期的に学習サポートを行う
支援は変化
DAREDEMO HEROでは、支援活動を行う際、必ず受益者が少しでもいい方向に「変化」できる方法を実行しています。
これまで行ってきた「緊急支援」では、緊急支援が必要になった要因である天災、人災が発生する前の生活まで戻すことが、一つの目安でした。しかし、今回のコロナ禍で、その指標に沿って緊急支援を続けることはできません。
今、世界中が「With コロナ」の新しい生活をスタートさせています。
私たちも、貧困層も、コロナと共に生きるために、新しいスタイルを確立していく必要があります。そのために、私たちができることは、「もの」を与えるだけでなく、「知識」を提供し、受益者にDAREDEMO HEROの支援がなくても生きていける力を付けさせることです。
特に、1年以上授業がなく、学ぶ意欲を失ってしまっている子どもたちに対する教育支援は、急務を要します。
現在、限られたマンパワー、資金の中で、私たちにできることを模索しています。子どもたちに学ぶ機会を提供し、学ぶことの喜びをもう一度感じてほしいと思っています。
私たちの力だけで出来ることは限られています!皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
1,000円から、クレジットカードでご寄付頂けます。