今年も夏休みが始まりました!DAREDEMO HEROでは、夏季休暇期間中に様々なアクティビティや特別授業を行っています。その一環として、外部講師をお招きし3日間のリーダーシップセミナーを開催しました。
今回のセミナーでは、良きリーダーになるために欠かせない『セルフアウェアネス』『チームワーク』『コミュニケーション』という3つのテーマについて講義していただきました。
1日目 セルフアウェアネス
1日目の『セルフアウェアネス』の授業では、アクティビティを通じて自己分析を行い、自分の長所・短所や大事にしている価値観について考えました。また講師の話から、自己理解が困難を乗り越える助けになることを学んでいます。
2日目 チームワーク
2日目には、チーム対抗のゲームやディスカッションを行い、『チームワーク』を築く上で大切なことを議論しました。奨学生たちからは、「協調性」「相手を受け入れること」「責任感」などの意見のほか、「ニットの編み目のように人間関係を織り込んでいくことが大事」といった個性的な意見もみられました。
3日目 コミュニケーション
3日目のテーマは『コミュニケーション』で、NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)という概念を学びました。NVCとは、観察(Observation)・感情(Feeling)・ニーズ(Need)・リクエスト(Request)の4つの要素を用い、相手を傷つけることなく互いのニーズを満たしていくコミュニケーション方法です。この概念をもとに即興劇を作り、いかに相手の話に耳を傾け、意図を理解し、互いに折り合いをつけていくことができるか検討しました。
奨学生たちの感想
セミナーに参加した奨学生からは、
・「セルフアウェアネスの授業は、今の自分を見つめ直す良い機会だった」
・「NVCという新しい考え方を知ることができてよかった」
・「今回学んだことを、DAREDEMO HEROの活動にも役立てていきたい」
などの感想が挙がっています。
DAREDEMO HEROのリーダーシップ教育
DAREDEMO HEROのメインの活動は、フィリピンの貧困問題を根本から解決するため未来のリーダー達を育成することです。そのため、通常の学習支援に加えて独自の「リーダーシップ育成カリキュラム」を導入し、徹底的なリーダー教育を行なっています。
奨学生たちは今回のセミナーを通じて、自己を正確に理解し、円滑なコミュニケーションで強固なチームワークを築く素晴らしきリーダーに一歩近づくことができました!