現在DAREDEMO HEROでは3か所のラーニングセンターで、最貧困層の子どもたち90名の支援を行っています。
▶ラーニングセンターの詳細につきましてはラーニングセンターの今 | 【セブ国際ボランティア】NPO法人 DAREDEMO HEROをご覧ください。
新学期に向けた支援
ラーニングセンターでは、子どもたちが高校まで無事に卒業できるように、以下の支援を行っています。
今回、新学期のスタートに合わせて、学用品の支給を行いました。
フィリピンでは、幼稚園、小学校、中学校、高校まで公立校は授業料が無料ですが、制服代や学用品代、通学に必要な交通費や昼食代が払えないなどの理由で、学校に行くことを諦めてしまう子どもたちがいます。そのため、DAREDEMO HEROでは、それら通学に必要な物資の支援を行っています。
制服は、ワンセット約2,000円程度ですが、月の収入が1万円程度の最貧困層にとっては、大きな出費です。さらに、子だくさんの世帯が多いため、新学期に全員分の制服を揃えることが難しい家庭が多いです。
フィリピンの公立校では、年度の初めに「学用品リスト」が学校から指定されます。内容はその年や学年、学年によってそれぞれで、辞書が必須になる年もあれば、今年に関しては「雨具」が必須となっていました。これらも一式そろえるには、2,000円から4,000円程度かかります。
今年のリストの一例は以下の文具です。
- 雨具
- ノート
- 印刷用紙
- 糊
- ハサミ
- ノート
- 印刷用紙
- クレヨン
- ボールペン
- 鉛筆
- 色画用紙
子どもたちの健やかな成長のために
ラーニングセンターでは毎年、年度の初めに身体測定を行っています。大多数の子どもたちが栄養の偏りなどが原因で、平均的な身長や体重に達していません。
ラーニングセンターでは日々の食事の支援までは出来ていませんが、授業がある際の軽食の提供や、保護者に対する栄養指導、虫歯の治療などを通じて、子どもたちの発育支援も行っています。
新たな支援
これまで、ラーニングセンターでは小学校卒業までの最低限の支援を行ってきましたが、結果的に中学校に自力で進学ができる子どもたちが半数以下であることが分かりました。そのため、今年度より、高校卒業までの支援の延長を決定しました。
中高生が学校に通い続けるためには、制服や学用品以外にも、日々の交通費や昼食代、スナック代など、最低でも月5,000円以上の現金が必要になります。そのお金が捻出できず、進学を諦めて、家族のために日銭を稼ぐことを選択したり、最悪の場合、望まない若年妊娠や犯罪などに巻き込まれる場合も少なくありませんでした。
ラーニングセンターの子どもたちが、安心して高校まで学び続け、最終的に手に職を付けて安定した生活を送れるように、金銭的支援だけではなく、学習支援や個別面談など多面的な支援を続けていきます。
日本からのご支援
現在、多くのドリームサポーター様にご支援を頂き、90名の子どもたちを支援しております。しかしながら、日々の支援に加え、今回のような新学期の特別支援を継続するには、まだまだ資金が不足しています。
予算の問題もあり、今回は通学バックの購入ができませんでしたが、日本からランドセルの現物支給を頂くことができ、子どもたちに配布することができました。日本のランドセルは、とても丈夫なうえ、デザイン性も高く、子どもたちにとっては自慢の逸品です。クラスメイトも羨むランドセルを背負って通学することができ、子どもたちも、とても誇らしげです。
ドリームサポーター様へ向けた新たな取り組み
現在お陰様で150名を超えるごドリームサポーター様に支えられ、ラーニングセンターの運営を継続させていただいております。これまで十分なお礼やご報告が出来ておりませんでしたが、2024年8月より、ドリームサポーター様限定でドリームサポーター通信(メルマガ)の配信を開始いたしました!
2年間継続ご支援いただいているサポーター様へのお礼の動画や、新たに仲間入りして下さったサポーター様のご紹介、その月のラーニングセンターのニュースなど、様々な情報を発信させていただいております。
ぜひ、みなさんのお力で、ラーニングセンターの子どもたちの未来をご支援ください。
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