こんにちは!現地インターンのRikuです。
今年も皆さまの温かいご支援のおかげで、DAREDEMO HEROファミリーデーを開催することができました。
DAREDEMO HEROは現在、60名の奨学生と約100名のラーニングセンターの子どもたちを支援しています。その両者が一堂に会する「ファミリーデー」では、ステージ発表や団体戦のゲームを通じて交流を深めます。
このイベントは教育支援と同様に重要な意味を持ち、奨学生にとっては社会やお墓やゴミ山にクラス子どもたちの貧困を学ぶ機会に、ラーニングセンターの子どもたちにとっては努力する奨学生がロールモデルとなり希望を与えます。さらに、運営を担う上級生奨学生はリーダーシップを培い、保護者同士も悩みを共有できる場となります。
ファミリーデーは、子どもたちが未来のリーダーへ成長するために欠かせない意義ある行事です。
前回のファミリーデーの様子はこちらをご覧ください。
それでは、今回のイベントの様子をたっぷりとお届けします!
早朝から始まる会場準備
朝6時。生徒会や大学生チームは事務所を出発し、会場へ直行。ロゴの設置、装飾、テーブルや椅子の配置などを手際よく進めます。
驚いたのは、その落ち着きとチームワーク。誰も慌てることなく、自分の役割を淡々とこなし、あっという間に会場が完成しました。



熱戦!ダンス大会
ファミリーデーの名物といえばダンス大会。各チームが入念に準備を進め、毎週末、何度も練習を重ねた子どもたち。
本番では熱いステージが繰り広げられました。
審査員は日本から駆けつけてくださった支援者の皆さま。子どもたちが自ら考えた「フィリピンと日本の文化の融合」をテーマにした演出に、会場中が魅了されました。
インターンもエキシビションとして参加しましたが、緊張をものともせず力を出し切る子どもたちの姿に、ただただ感心。
結果に喜び、悔しがるその表情からは、「一生懸命に取り組むことのかっこよさ」を改めて教えてもらいました。






交流を深めるゲーム大会
ダンスの後は、奨学生・ラーニングセンターの子どもたち・日本人インターン・ゲストをミックスしたチームでゲーム大会。
フラフープくぐりやボール運びなど、二種目で勝負します。
出身も環境も違う仲間と笑い合い、協力する姿は、国際交流そのものでした。



ごちそうランチと海あそび
プログラムを終え、お腹を空かせた子どもたちの前に登場したのは、なんとレチョン(豚の丸焼き)!支援者さまが用意してくださいました。
温かいお気持ちに感謝しながら、みんなで「いただきます!」
食後は休憩…と思いきや、「ミス!海行こう!」と子どもたちに手を引かれ、あっという間に洋服のまま海へ。
お墓やゴミ山、都市の貧困地域で暮らす子どもたちにとって、海は特別な場所。キラキラした笑顔を見て、この時間がかけがえのない宝物だと感じました。



初の試み・表彰式
今年は新たな試みとして、各ラーニングセンターの子どもたちに表彰状を贈りました。
年々成長し、支援による変化を見せてくれる彼らに、最貧困層出身のリーダーとしてさらに羽ばたいてほしい。お互いの良さを学び合う機会をつくりたい——そんな思いから企画しました。
嬉しそうに賞状を抱える姿に、胸が熱くなりました。

イベントを終えて
会場の確保、景品や350人分の昼食、そして現地訪問まで——多くのご支援があってこそ、今年も大規模イベントを成功させることができました。
子どもたちは素晴らしい思い出を胸に、また一歩成長へと進んでいきます。
これからも彼らの未来を共に育んでいただければ幸いです。応援、どうぞよろしくお願いいたします。




