2026年10月。DAREDEMO HEROは、フィリピン・セブの子どもたち7名を日本へ招き、日本研修旅行を実施します。
参加するのは、長期奨学金制度で学ぶ奨学生4名と、ラーニングセンターで学ぶ子どもたち3名です。これまで日本研修旅行に参加してきたのは、主に奨学生たちでした。
しかし今年は初めて、ゴミ山周辺や墓地周辺など、極めて厳しい環境で暮らすラーニングセンターの子どもたちにも、日本への扉を開きます。
飛行機に乗ること。
海外へ行くこと。
自分の住む世界の外を見ること。
それらは多くの子どもたちにとって、想像すらできない世界です。だからこそ私たちは、本物の世界を見せたいと思っています。
この経験は単なる旅行ではありません。
子どもたちが未来を信じ、自分の人生を切り拓くための教育プログラムです。


目次
なぜ日本研修旅行を行うのか
DAREDEMO HEROが支援する子どもたちの多くは、貧困家庭に生まれ育っています。
家計を支えるために働かなければならない子ども。
大学進学を諦めざるを得なかった兄弟姉妹を持つ子ども。
海外へ行くことどころか、自分の住む地域の外へ出たことがない子ども。
そんな子どもたちにとって、未来を想像することは簡単ではありません。見たことのない未来は、目指すことができないからです。
日本研修旅行では、
・学校訪問
・企業訪問
・日本の学生との交流
・文化体験
・支援者の皆さまとの交流
を通じて、自分たちの可能性を広げます。
「自分にもできるかもしれない」
その気づきこそが、人生を変える第一歩になると私たちは信じています。




日本研修旅行が変えた子どもたちの未来
これまで参加した奨学生たちは、日本で出会った人々や経験から大きな刺激を受けました。
世界にはさまざまな生き方があること。
努力によって未来を切り拓くことができること。
支えてくれる人々がいること。
それらを実際に体験することで、学習意欲や挑戦する気持ちが大きく向上しました。
帰国後には、日本で学んだことを他の奨学生やラーニングセンターの子どもたちに共有し、その経験は多くの仲間たちへと広がっています。


2026年、初めてラーニングセンターの子どもたちを日本へ
今回の日本研修旅行では、奨学生4名に加え、ラーニングセンターの子どもたち3名も参加します。これは、DAREDEMO HEROにとって新たな挑戦です。
DAREDEMO HEROでは、ごみ最終処理場(ゴミ山)や墓地周辺に暮らす、いわゆる最貧困層の子どもたちを支援しています。彼らが生まれてから日々目にしてきた光景は、決して素晴らしいものだけではありません。
毎日運び込まれる大量のゴミ。
葬儀のたびに運ばれてくる他人のご遺体。
大量のハエと、不衛生な環境。


それが、彼らにとっての「当たり前」の世界でした。しかし、ラーニングセンターでの支援が始まってから5年。子どもたちは少しずつ、自分たちの知らなかった世界に触れてきました。
青く広がる美しい海。
博物館や動物園。
ショッピングモールやセブ市内の様々な施設。
私たちにとっては何気ない場所でも、子どもたちにとっては大冒険です。


初めて見る景色。
初めて出会う人たち。
初めて食べる食べ物。
その一つひとつが、子どもたちの世界を大きく広げてきました。世界が広がることで、希望も広がります。
「あの場所にまた行きたい。」
「あれをもう一度食べたい。」
「次はもっと遠くへ行ってみたい。」
そんな小さな憧れは、やがて将来の夢へと変わっていきます。そして、その夢が日々勉強を頑張る力になり、人生を変えようとする原動力になっています。
だからこそ私たちは、ラーニングセンターの子どもたちにも日本を見せてあげたいと思っています。
整備された街並み。
世界最先端の技術。
真剣に学ぶ学生たち。
社会を支える企業。
そして、自分たちを応援してくれている日本の皆さま。


セブの日常とはまったく異なる環境の中で、多くのことを感じ、学び、考えてほしいと思っています。そして日本での経験を、自分だけの思い出で終わらせてほしくありません。
地域に戻った後は、家族や友達、ラーニングセンターの仲間たち、地域の人々にその体験を伝えてほしいと思っています。
「世界にはこんな場所がある。」
「自分たちにも可能性がある。」
「努力を続ければ、いつか自分の力で海外へ行くこともできる。」
そんな希望を、次の世代へとつないでいってほしいのです。
今回の日本研修旅行は、3人の子どもたちのためだけのものではありません。その経験は、ラーニングセンターに通う多くの子どもたちの未来へとつながっていきます。
私たちは、この挑戦を通して、子どもたちにより大きな世界と、より大きな夢を届けたいと考えています。
2026年日本研修旅行で挑戦すること
今回の研修では、東京を中心に様々な学びの機会を予定しています。
■ 学校訪問
日本の学生との交流を通して、多様な価値観や学び方に触れます。


■ 企業訪問
世界で活躍する企業や、日本の技術に触れることができる企業に訪問し、働くことや社会貢献について学びます。


■ 日本文化体験
浅草、上野、渋谷、原宿、秋葉原などを訪問し、日本文化への理解を深めます。


■ 東京ディズニーランド
仲間とのかけがえのない思い出を作ります。


■ 支援者感謝祭
日頃から子どもたちを支えてくださっている皆さまに直接感謝を伝える場を設けます。


日本研修旅行2026 予定プログラム
【10月15日(木)】
日本へ出発!
セブから成田空港へ到着後、宿泊先へ移動します。
夕方は浅草を散策し、日本ならではの街並みや文化に触れながら、日本での6日間をスタートします。
【10月16日(金)】
日本の学校と企業を訪問
午前中は、ドルトン東京学園中等部・高等部を訪問します。
日本の高校生と一緒に英語の授業へ参加し、キャンパスツアーやランチ交流を行います。また、子どもたち自身がフィリピンでの暮らしやDAREDEMO HEROの活動についてプレゼンテーションを行い、日本の生徒たちと交流します。
午後は、ラーニングセンターを長年支援してくださっているジャックス株式会社を訪問。
会社見学や金融リテラシー講座、キャッシュレス社会について学ぶ体験を通して、日本企業の取り組みやお金との付き合い方を学びます。
【10月17日(土)】
横浜見学と「感謝の集い」
午前中は横浜中華街とカップヌードルミュージアムを訪れ、日本企業の商品開発や創造性について学びます。
その後、横浜南ロータリークラブの例会に参加し、地域で活躍する皆さまと交流します。
午後は今回の研修旅行で最も大切なプログラムの一つである「感謝の集い」を開催します。
子どもたちが日本で学んだことや将来の夢を発表し、フィリピンの伝統舞踊を披露します。
日頃から応援してくださっている皆さまへ、直接「ありがとう」を伝えられる特別な時間です。
【10月18日(日)】
名古屋で子どもたち同士の交流
新幹線で名古屋へ向かいます。
午前中はトヨタ産業技術記念館を訪問し、日本のものづくりや技術について学びます。
今回は、NPO法人ささしまサポートセンター 子ども支援事業の子どもたちにもご参加いただき、一緒に見学・交流を行います。
昼には約48名の支援者・関係者の皆さまとランチ交流会を開催し、活動報告や子どもたちのプレゼンテーションを行います。午後は名古屋城を訪れ、日本の歴史や文化への理解を深めます。
【10月19日(月)】
東京ディズニーランド研修
日本を代表するテーマパークである東京ディズニーランドを訪問します。
世界中から人々が集まるテーマパークで、日本ならではのホスピタリティやサービス、おもてなしの心、観光産業や施設運営について学びます。
もちろん、子どもたちにとって忘れられない思い出の一日にもなるでしょう。
【10月20日(火)】
帰国
最後は浅草・上野周辺でお土産を購入し、日本でお世話になった思い出を胸に成田空港へ向かいます。
日本で出会った人々、学んだこと、感じたことをフィリピンへ持ち帰り、今後の学びや将来の夢につなげていきます。



