7月第3週からほとんどの子どもたちは、夏季休暇に入ります。DAREDEMO HEROでは夏休み期間中も特別授業、リーダーシップトレーニングを実施し、子どもたちに幅広い「学びの機会」を提供していきます。
子どもたちにこの夏、様々な「体験」を提供するために、皆様からのご寄付を募っております!ご協力よろしくお願いします!
目次
フィリピンの夏休み
日本人にとって、夏休みの思い出で忘れられないのは「夏休みの宿題」です。私自身、夏休み最終日の深夜まで、宿題に追われた記憶があります。しかし、フィリピンでは通常、公立の学校では夏休みの宿題はありません。そのため、子どもたちは1か月半の夏休み期間、ほぼ勉強をせずに過ごします。
しかし、DAREDEMO HEROの子どもたちにとっては、この夏休みは学びを深めるための貴重な機会です!これまでも、夏休みは毎年特別授業を実施しており、子どもたちはこの期間に、普段できない学びや体験を得ることができています。
奨学生の特別授業
奨学生に対しては、これまで「数学・英語・日本語」の3教科を中心に授業を行ってきました。今年からは、この3教科に加えて「リーダーシップ育成カリキュラム」が追加されます。
DAREDEMO HEROでは、将来あらゆる社会問題を解決できる貧困層のリーダーを育成しています。そのため、奨学生全員がリーダーとしての資質を備えておく必要があります。それぞれの学年にあったカリキュラムを学ぶことによって、卒業時には立派なリーダーへと成長していきます。
このカリキュラムの中には、外部のファシリテーターやスピーカーを招いたプログラムや、ワークキャンプのような長時間に及ぶプログラムもあります。それらのプログラムは主にこの夏季休暇中に実施される予定です。
ラーニングセンターの特別授業
ラーニングセンターでは、通常は学校の授業に沿った勉強を行っています。夏季休暇中には勉強だけではなく、様々な社会体験を子どもたちに提供したいと考えています。例えば、私たちにとっては当たり前に行ったことのある、博物館や美術館、ショッピングモールや映画館も、ラーニングセンターの子どもたちにとっては雲の上の存在です。
貧困によって、子どもたちの「経験」は非常に限られています。小さなころから、色々なものを見聞きし、体験することで、子どもたちの世界は無限に広がっていきます。子どもたちの可能性を最大限に引き出すために、この夏の貴重な時間を活用していきます。
夏休みの最大イベント!ファミリーデー
子どもたちにとって、夏休みの最大のイベントは、奨学生とラーニングセンターの子どもたちが一堂に会して行われるファミリーデーです!普段なかなかゆっくりと一緒に時間を過ごすことができない、奨学生とラーニングセンターの子どもたちにとって、お互いの仲を深めあうための、年に数回しかない貴重な機会です。
ファミリデーでは様々なイベントが実施され、奨学生と3か所のラーニングセンター子どもたちの混合グループで戦います。そのため、自然とチーム内での絆が深まります。ファミリーデーの後には、チームメイトの住む地域を訪問するアクティビティーも予定されており、ゴミ山や墓地で暮らすことの大変さをそれぞれが学びあいます。
サマーアクティビティー実施のためにご協力お願いします!
この夏も、子どもたちのために様々なアクティビティーを計画していますが、問題は費用です。奨学生51名、ラーニングセンターの子どもたち3か所で125名に対して、これらのアクティビティーを実施するためには、外部講師への謝礼、移動費や入場料、スナック代や昼食代など、様々な経費が必要です。
しかし、現在急激な円安とフィリピンの物価の高騰に伴い、DAREDEMO HERO経営はひっ迫しています。2019年には1万円を現地通貨にすると5,000ペソになりましたが、2023年7月現在、1万円は3,700ペソにまで落ち込んでいます。一方で食費や日用品、人件費の高騰も激しく、子どもたちにこれまでのように様々な機会を提供できる状況にありません。
この夏、企画しているアクティビティーを実施するためには、以下のような費用が掛かります。
1,000円からクレジットカードでご支援いただけます!
皆様のご寄付によって、子どもたちの世界を広めるための「経験」を提供することができます。皆様のご協力、ぜひともよろしくお願いします。