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新型コロナウイルス感染症に対する支援活動 part1

新型コロナウイルス感染症に対する支援活動 part1
公開日: 更新日:

新型コロナウイルス感染症に対する支援を、まとめました。最新の活動も、こちらにアップしていきます。

最新情報は「新型コロナウイルス感染症に対する支援活動 part2」をご覧ください。

DAREDEMO HEROの活動するセブ市では3月28日から、新型コロナウイルス感染症感染予防のためにロックダウン措置が行われています。6月に入り一度は規制が緩和されましたが、その後感染者数が増加し、再びより厳しい規制が行われています。

▶現在のセブ市の状況の詳細はこちらをご覧ください。

外出は、買い物など必要最低限の場合のみ、1家族に1名、指定された曜日にしか許されていません。違反した人には、厳しい罰金・罰則が科せられます。

限られた職業しか営業が許されておらず、貧困層の仕事である日雇いの仕事はほとんどなくなっています。そのため「その日の仕事がない=その日生きるための収入がない」という状況です。

そんな中、新型コロナウイルス感染症の直接的なものだけでなく、医療崩壊や慣れない仕事による2次被害が深刻化しています。

DAREDEMO KIDSをはじめ、普段かかわりのある貧困地区の人々が飢えることがないよう、そして感染がこれ以上拡大しないよう、私たちにできる支援を行っていきます。

目次

3月末:DAREDEMO KIDSに支援物資配布開始

DAREDEMO KIDSに対する現物支給を開始しました。親の収入がなくなり、その日食べるものもない子どもたちに、保存が可能なお米と缶詰、インスタント麺をメインに配布しました。
同時に学校に行けない子どもが、学びの機会を失わないように、1週間分の宿題や課題を与え、家でも勉強ができるシステムを構築しました。

4月2日:HERO’S HOUSE1に現金支給

皆様からいただいた支援金でHERO’S HOUSE1の各家庭に現金支給を行いました。スーパーなどでまとめ買いができず、家庭によって必要なものが異なるため今回はこのような形で支給を行いました。早速、各家庭で早急に必要な生活用品、長持ちする缶詰や卵、インスタントヌードルを購入していました。

4月3日:HERO’S HOUSE2に現金支給

4月2日に引き続き、HERO’S HOUSE2各家庭に現金支給を行いました。
市の発行する外出許可証が届いていない家庭もあり、ロックダウンが始まってから一度も外に出ることができていない状況でした。そのため、そのような家庭にはスタッフが一軒一軒訪問しました。

4月4日:墓地で炊き出し

当団体で緊急医療支援をしているエルウィンが住む墓地(最貧困地区)で炊き出しを行いました。彼らの職業はは墓地に訪れる人にろうそくを売ることや、食べ物を売ることですが、今回のロックダウンで、人々が墓地に訪れなくなった為、収入がなくなりました。
この墓地だけで200世帯以上が暮らしており、全世帯に何らかの支援を行うのは非常に難しいですが、少ない材料で多くの人々に提供できるおかゆを500人分作り、届けました。

4月7日:ゴミ山に住む人々の支援

養豚プロジェクトを行っている、イナヤワン(ゴミ山)では豚の餌として食品廃棄物が使われていましたが、今回のロックダウンで飲食店が営業を中止しているため、豚の餌が手に入らなくなってしまいました。
プロジェクトメンバーからの要請を受け、豚の餌の支援を行いました。同時にゴミ山近くのコミュニティで缶詰の支給も行いました。

4月8日:貧困地区で缶詰の配布

4月9日からキリスト教にとっては非常に必要なHOLY WEEKが始まりました。
そのため、ロックダウンの影響で限られたお店しか営業されていない中、それらのお店すら閉まってしまします。
このような状況の中、人々が困窮しないよう、HERO’S HOUSE1の子どもたちが住む地区で缶詰の支給を行いました。貧困地区の子どもたちが、このホーリーウィーク期間も無事に過ごしてもらえればと思います。

4月14日:墓地に住む人々に缶詰の配布

墓地に住む人々に、缶詰の配布を行いました。感染予防のため、各家庭一軒一軒を回り、配布しました。

4月15日・16日:Zapatera地区トータルロックダウン

HERO’S HOUSE2周辺の地区で、新型コロナウイルス感染症患者が増加しており、「トータルロックダウン」になってしまいました。この地区には、DAREDEMO KIDSのイボンと、ザニーアを含めた4,900人の人々が暮らしています。「トータルロックダウン」により、この地区に住む人々は、この地区から出ることができなくなっています。数100メートルの小さなエリアで、日々感染者が増加しています。
この地区の人々の、生活と安全を守るため、缶詰・アルコール・石鹸を1,000個ずつ寄付しました。

4月17日:イボンとザニーアに緊急支援

トータルロックダウンになっている、Zapateraエリアに住む子どもたちのために、生活必需品を届けました。本来は立ち入りが禁止されているエリアですが、バランガイキャプテンからの特別な許可を頂き、ゲートまで入ることができました。
周囲は厳重な警戒態勢になっており、SWATがたくさん配置されていました。保健省などで働く人々の厳重な防護服とは対照的に、なかに住む人々は、完全に無防備な状態です。今後事態は日々悪化していくと思われます。
この地区に住む人々の命が、危険にさらされぬよう、出来ることを続けていきます。

4月18日:食パン1,000斤を寄付

Zapateraエリアに配布される食糧パックの一部として、食パン1,000斤を届けました。配達を行う現場スタッフの話では、現在赤ちゃん用のミルク、オムツが足りていないそうです。さらに生きるために一番大事な水が不足し始めているようです。
いまだにスーパーに入るのには数時間待たなければならず、さらに、さまざまな商品に数量規制がかかっているため、簡単に大量の物資を調達することが難し状況です。地元の有識者にも相談し、支援方法を見つけていきます。

DAREDEMO HEROで支援する子どもたちに、現金支給を行いました。前回渡した課題を提出した子どもたちだけに、追加で支援を行うことを約束しましたが、無事に全員課題をクリアし、現金支給を受けることができました。

4月19日:赤ちゃん用ミルク・オムツ、野菜を寄付

昨日、食パンを届けに仕分け場所に行った際に、現場の方より赤ちゃん用のミルクとオムツが足りていないと報告がありました。さらに、Facebookの投稿を見てLUZ地区に住む方から、ニンニクや玉ねぎ、カラマンシー(フィリピンの柑橘果実)が不足していると投稿を頂きました。必要とされているものを、確実に必要としている人の手元に届くように支援を行っています。

HERO’S HOUSE2の子どもたち(LUZに住む子どもたち)に対して現金支給を行いました。現地では購入が難しくなっているアルコール消毒液も同時に支援しました。

4月20日:飲料水7.7Lを1,600本を寄付

4月20日から、使用できる車両の制限が非常に厳しくなりました。当団体の車両は、これまでの業績が認められ、特別な許可を頂き、使用が許可されました。
本日は、飲料水7.7Lを1,600本寄付しました。セブ島では連日30℃を超える真夏日が続いていますが、トータルロックダウンのエリアに住む人々には十分な飲料水がありませんでした。寄付した飲料水は、本日中に住民に配布されます。

4月21日:仕分け用ビニール袋を寄付

今日はパッキング用のビニール袋を大量に寄付しました。
「配布が遅れているのは、仕分け用のビニール袋がないから」という現場の声を聞いて、すぐに購入して現場に届けました。
DAREDEMO HEROではこれまでに、何度もこのような支援物資の仕分けを行ってきました。だからこそ、ビニール袋の強度がいかに大事かを知っています。今回、ビニール袋を寄付したことで、作業効率が向上し、物資が必要な人々にスムーズに届くことを願います。

4月22日:カセットガス800本を寄付

「行政からお米が支給されてくるけど、調理するための燃料がない!」という現地からの声にこたえて、カセットガスを800本寄付しました。
さらに、Luz周辺には泊まり込みで警戒にあたる警察官や、地元ボランティアの人々がたくさんいます。
彼らは、それぞれのステーションで調理をしてご飯を食べています。Luzの安全を守る、彼らにもカセットガスを寄付しました。

4月23日:フロントライナーにマスクとゴム手袋を寄付

現在、警察やバランガイスタッフ、地元のボランティアなど、多くの人々が最も危険とされる地区で、日々見えない敵と戦っています。
毎日完全隔離地区とそうでない地区を行き来する彼らが感染してしまうと、さらなる感染の拡大につながります。
これまで、日本同様マスクやゴム手袋が購入できない状況が続いていました。そんな中、本日幸運にもそれらを購入することができ、さっそくフロントラインで頑張るボランティアさんに直接渡してきました。

4月25日:リンゴ4,000個を寄付

トータルロックダウンがスタートしてから2週間がたち、この地区に住む人々から、フルーツを一度も口にできていないという訴えがありました。現在支給されているお米と缶詰だけでは、健康上問題があり、免疫力も低下してしまいます。そこで、さっそくリンゴ4,000個を寄付しました。

4月26日:DAREDEMO HEROの活動がまにら新聞1面に掲載

当団体の活動を、まにら新聞1面で掲載していただきました。

4月27日:最前線で戦う人たちに防護服と高性能マスクを寄付

私たちが寄付をしている物資を、毎日完全隔離地区に届けてくれている人々がいます。
70人以上の陽性患者が隔離されている小学校に、毎日食事を運んでいる看護師さんがいます。

最も危険な仕事をしている彼らですが、防護服には穴が開き、マスクも効果が期待できない布マスクです。看護師さんたちは、防護服を着まわして使っています。
そこで、医療施設でも使われている高性能の防護服と、3Mのマスクを寄付しました。

彼らが毎日物資を届けてくれるからこそ、完全隔離地区の中でも人々は生き延びることができています。隔離施設での作業は、どこよりも感染のリスクが高いです。毎日そこに笑顔で食事を届ける看護師さんがいるから、感染者も安心して治療に専念できています。
彼らを感染から守ることが、隔離地区を守ることに直結します。これからも、彼らと一緒に隔離地区の人々の生活を守っていきます。

4月28日:最前線で活動する人々に長靴を寄付

昨日、防護服とマスクを寄付した際に、足元があまりに無防備なことに気づき、本日全員分の長靴を調達しました。

普段であれば簡単に手に入るものでも、ロックダウン中のセブでは、なかなか手に入りません。現在、生きるために必要な最低限のものしか販売の許可が下りません。そのため、長靴を売っているお店もほとんどが閉まっています。何件もお店を回り、幸いひとつのスーパーが、寄付用であればと大量に販売をしてくれました。

これで、物資が安全に必要としている人たちに届けることができるようになりました。

4月29日:墓地に住む子どもたちにミルクを配布

10日前に、現地の要望に応えて購入、寄付をした子ども用の粉ミルクが、行政の判断で配布できないということで、回収をし、配布が可能な貧困地区に配布しました。
今回配布を行った墓地に住む人々は、行政の支援を受けることができず、非常に厳し生活を送っています。子どもたちの成長に必要な栄養が詰まったミルクを飲んで、この危機を乗り越えて欲しいと思います。

5月2日:調味料一式を寄付

現在、完全隔離地区の人々のために、様々な寄付が集まってますが、その多くが缶詰とお米です。
缶詰はそのまま食べることもできますが、少し手を加えることで、味にバリエーションをつけることができます。
しかし、そのための調味料がないということで、本日調味料セットを寄付しました。

5月3日:スパイス&野菜セットを寄付

先日の調味料セットに続き、本日はフィリピン人に欠かせないスパイス&野菜セットを寄付しました。
(ニンニク、紫玉ねぎ、唐辛子、トマト、カラマンシー)
日本人には馴染みがありませんが、これらとお酢・醤油を混ぜれば、フィリピン人には欠かせないスペシャルソースを作ることができます。このソースがあれば、少しのおかずでたくさんのご飯を食べることができ、ビタミンなどの栄養を取ることもできます。
寄付したものは、すぐにボランティアが各世帯分に仕分けし、配布をしてくれました。
さらに先日寄付したカセットガスですが、既に使い切ってしまった分を回収し、詰め替えをして再配布しました。
現地スタッフやボランティアとも、うまく連携を取り、スムーズな支援ができています。

5月2日・3日:DAREDEMO KIDSに支援金と宿題の配布

DAREDEMO HEROで支援する奨学生の保護者は、現在全員失業しており収入があり、日々生きるためのお金や食べ物がありません。そのため、奨学生に対して定期的に現金と必要な物資の支給を行っています。
さらに、学校が長期休みで外出もできない子どもたちから、学びの機会を奪わぬよう、英語・数学・日本語の宿題や課題を与えています。

 

5月5日:お米800キロを寄付

この800キロのお米が足りないという理由で、100世帯以上の人々が、支援物資をもらえずに、飢えに苦しんでいます。
今日、私たちが800キロのお米を寄付したことで、配布できずに仕分け場に積まれていた、食料が各家庭に配布されます。

5月6日:バランガイInayawanのヘルスワーカーに防護服一式を寄付

当団体が支援する、バランガイInayawanのヘルスワーカーに防護服とマスク、グローブを寄付しました。
イナヤワンは現時点で幸いにも大規模な感染が発生していませんが、感染地区からのゴミが毎日運ばれる非常に危険な地区です。フロントラインで活動するヘルスワーカーも、これで感染から身を守ることができます。

5月8日:バランガイLUZへの継続支援

バランガイLUZでは、日々様々な支援活動が行われています。先日も地元の銀行からたくさんのお米が寄付されましたが、配布用のビニール袋がないということで、まとめて寄付をしました。
また、以前寄付をしたカセットガスの詰め替えや、常に不足しているマスクやグローブ、アルコールの寄付を続けています。

5月9日:600名以上の感染が発覚したMambalingを視察

セブ市内の新たな貧困集落地区で、大規模感染が発生しています。現在最多数の感染者が報告されているバランガイMambalingのバランガイキャプテンとミーティングを行い、今後の支援方針について話し合いを行いました。

5月10日:Inayawanで大規模火災発生

先日訪問した、バランガイInayawanで50世帯以上が燃える大規模火災が発生しました。現在被災者の一部はバランガイの体育館で避難生活を送っています。

すべてを失った被災者のために、古着・生活用品・石鹸・おもちゃ・食パンを届けました。
さらに、これまでの活動で信頼関係を築くことができているバランガイキャプテンに義援金を託しました。普段であれば、DAREDEMO HEROは物資での直接支援を心がけていますが、ロックダウン下で私たちスタッフも自由に動くことができません。

普段であれば、すぐにでも購入・手配ができるものが、なかなか手に入りません。
これまでの関係があるからこそ、バランガイと協働でこのような支援を行うことができています。

 

5月11日:大規模感染が起きたMambalingに防護服セットを寄付

バランガイMambalingでは現在600名を超える大規模な感染が発生しており、5月6日からトータルロックダウン措置が取られています。

3日前にMambalingのバランガイキャプテンと話し合いを行い、現在物資はある程度寄付されてくるが、配布を行う際の防護服やマスク、グローブが足りていないという相談を頂きました。
すぐさま購入の手配を行い、昨日無事にバランガイキャプテンに防護服セットを届けることができました。

・防護服50着
・マスク(50枚入り10箱)
・グローブ(100枚入り10箱)
・アルコール消毒液5ガロン

感染が一番拡大している、Mambalingの中のAlaskaというエリアだけでも、4,000世帯以上の人々が生活しています。そしてそのほとんどが貧困層で、その日食べるものすらない状態です。

人々は、感染と飢えの恐怖に怯えながら、行き場のない悲しみと怒りを抱えて生活しています。この感情が、負の形で表面化しないよう、まずは物資がしっかりと住民の手元に届き、お腹を満たすことが大事です。

状況は決して良くありません。しかし、そのなかでもひとりひとりができることを行動に移し、支えあってこの苦境を乗り越えるしか、方法はありません。

5月13日:食パンとインスタントコーヒー800世帯分を寄付

Zapatera地区に住む人々は、既に1か月以上、新鮮な野菜や生鮮食品、し好品を口にすることができていません。ほとんどの住民は、毎日配給品のお米と、缶詰やインスタント食品を食べて生き延びています。

ロックダウンの延長のニュースに、セブ市民はそれぞれ、様々な感情を抱いています。そのなかでZapatera地区のような完全隔離地区に住む人々にとって、この延長決定は非常につらいニュースだったはずです。
そんな彼らを少しでも元気づけたいと思い、全世帯に食パンと甘いコーヒーのセットを配布しました。

5月14日:養豚プロジェクト支援地に豚の餌を支援

先日火災があったイナヤワン地区で行っている、養豚プロジェクトのメンバーから、妊娠中の母豚用の餌が買えず困っていると相談を受けました。

もともと彼らは市内のレストランやファーストフードから出る食べ残しを回収し、豚の餌にしていました。しかし、ロックダウン中の現在、そのような食べ残しも手に入らなくなっています。

彼らにとって、豚は大切な大切な収入源です。今妊娠中の親豚が無事に出産することができ、子豚を販売できれば、彼らは数か月間安心して暮らすことができます。しかし、豚を失ってしまえば、この先の収入源が立たれてしまいます。

彼らの今後の自立した生活のためにも、本日豚の餌を各家庭に支給しました。

 

5月15日:イナヤワン火災被災者に食パンと古着と寄付

現地のフィリピン人からご寄付頂いた食パンと、日本のご支援者からお送りいただいた古着を、火災被災者に届けました。

5月15日、16日:奨学生に宿題の配布と生活費を支給

子どもたちから、英語・数学・日本語の宿題を回収し、新しい宿題を配布しました。全員無事に宿題を終わらせ、生活費を受け取ることができました。

5月18日:Missionaries of Charity高齢者施設にマスク等を寄付

バランガイLUZのすぐ近くにある、マザーテレサが設立した、Missionaries of Charityの高齢者施設で活動するシスターに、マスク・手袋・アルコール・石鹸を寄付しました。

5月23日:ロックダウン解除に向けてマスクの支給準備開始

トータルロックダウンの解除→取り消し、そして1週間の延期が決定したZapatera地区の人々に、1週間後の解除に向けてマスクの配布準備を進めています。
それぞれの袋に、現地語で「外出の際にはこのマスクを着けてください」とメッセージカードを同封します。これで解除の際には、住民の方々が皆、しっかりとマスクを着用して外出できるはずです!

5月25日:イナヤワン火災被災者に支援物資を配布

イナヤワン地区の被災者に、大阪成蹊女子高等学校様からお送り頂いた支援物資を配布しました。ロックダウン下で必要なものを購入することが難しい状況の中で、送られていたシューズやタオル、Tシャツはとても喜ばれました。

5月27日:新たなトータルロックダウンエリアに食料品を配布

私たちが通っている、バランガイLUZの仕分け場の真裏で感染者が確認され、自主的なトータルロックダウンが行われています。
現在40世帯が、完全に外出を禁止されています。突然の決定だったため、それぞれの家に十分な食料はありません。そこで、本日各世帯にインスタント麺と缶詰の配布を行いました。

5月28日:Zapatera地区の800世帯にマスクとドーナツを配布

まもなくトータルロックダウンが解除されるZapatera地区の全800世帯に対して、マスクとメッセージカード、フィリピン人の大好きなドーナッツを配布しました。

隔離が解除される前に、甘いものを食べてストレスを発散し、配布したマスクを着けて、行政の指示に従って安全に外出をしてほしい!そんな思いで、今回の配布を行いました。予定通り隔離が解除され、住民が元の生活に戻れることを心から願っています。

 

5月30日:40世帯に食料品を配布

仕分け場裏のトータルロックダウン地区に食料品を配布しました。この地区では住民全員に対する検査が終わっており、その結果を待っています。
本来数日で結果が出るはずですが、現在大幅に遅れており、2週間以上かかることもあります。結果が出るまで、住民は一歩もこの地区から出ることができません。

政府の迅速な対応が求められています。

6月1日:40世帯に飲料水を配布

バランガイLUZ内で、完全隔離されている40世帯に対して、飲料水を配布しました。
通常飲料水は、空タンクをお店に持っていき、リフィルしますが、感染予防のため、完全隔離地区からものを持ち出すことは禁止されています。

人間が生きていくためには、水と食べ物は必須です。
その最低限のものが提供されないまま、隔離を強いられている人々がいることに、大きな矛盾を感じています。

6月5日:墓地に住む人々に食パンを配布

6月1日より、セブ市の規制が緩和されましたが、貧困層の生活は全く改善されていません。
セブ市の最貧困地区の一つである、この墓地に住む人々も、毎日ギリギリの生活を強いられています。この墓地の一角だけでも100世帯以上が生活しており、私たちが全世帯に配布できる食料は、ごくわずかです。

それでも、私たちが墓地に行くと、毎回子どもたちが満面の笑みで迎えてくれ
「こんにちは!」「ありがとう!」
と声をかけてくれます。
この子どもたちの笑顔を守るためにも、私たちにできる支援活動を継続していきます。

6月7日:マクタン島ゴミ山に住む人々にお米と缶詰を配布

ロックダウン中、たくさんの支援地区から「助けてほしい」という連絡を受けていました。しかし、移動規制があったため、支援ができなかった地区があります。
今回そんな支援地区の一つである、マクタンのゴミ山に住む人々に、お米と缶詰を届けることができました。

6月10日:バランガイMambalingに医療用手袋を寄付

Alaska地区には4,000世帯が生活しており、セブでも有数の貧困住宅密集地の一つです。DAREDEMO HEROでは、4,000世帯に対する支援は難しいため、現在この4,000世帯に物資を届けるフロントライナーに対する支援を行っています。

Mambalingのバランガイキャプテンが、セブ市長に緊急支援要請を行っています。このまま完全隔離が続けば、住民は飢餓に陥り、物資を配布するフロントライナーをも危険にさらすことになります。
私たちには4,000世帯を飢餓から救うことはできません。しかし、自分たちにできることを引き続き続けていきます。

6月13日、14日:奨学生に宿題の配布と生活費を支給

6月1日から規制が緩和され、久しぶり子どもたちに会うことができました。写真では元気な姿を見ていましたが、直接会うことができ、本当に安心できました。

6月16日:ゴミ山に住む人々に食料品を配布

これまで、たくさんのNGOやNPOが支援に入っていたこの地区も、ロックダウン後は政府のお米の支給以外、何の支援も受けていません。
彼らの中には「見捨てられた」という気持ちが芽生えています。私たちの活動が、そんな彼らに少しでも希望を与えられればと思っています。

6月20日:墓地に住む人々に食料品とマスクを配布

本日は、墓地に住む人々に食料品とマスクを配布しました。

この墓地に住む、多くの人々がマスクを着けずに生活しています。マスクよりも今は、生きるために必要な「食べ物」が最優先なのです。墓地の中でも感染の危険はありますが、何よりもマスクがなければ墓地から出ることができません。

彼ら自身と、周辺に住む人々の安全のためにも、今回配布したマスクが役立ってくれると思います。

6月22日:奨学生の家族が土砂崩れに巻き込まれ死去

当団体で支援する奨学生の弟と叔父が、土砂崩れに巻き込まれ他界しました。弟はまだ17歳、叔父も28歳で小さな子どもが3人います。
2人は、危険を承知のうえで、地盤の緩い採掘場で作業を行い、事故に巻き込まれました。何とか収入を得ようと、人々は危険な仕事を始めています。

これ以上、このような痛ましい事故が起きないことを祈るばかりです。

6月24日:突然の発表!外出許可書の無効と規制強化

本日突然、セブ市でこれまで発行されていた「外出許可書」が無効となり、新たに規制が強化されることが発表されました。
さらに、首都マニラから対策本部が派遣され、今後新たな政策が次々と発表される予定です。人々は、大きな不安を抱えながら、政府の発表を待っています。

6月26日・27日:奨学生に宿題の配布と生活費を支給

先日の発表から、日々規制内容が更新される中、子どもたちの住むエリアまでの移動が可能か心配でしたが、無事に生活費と宿題の配布を行うことができました。

6月27日:奨学生の兄弟をHERO’S HOUSEで保護

現在、セブ市の医療崩壊が深刻なものになっています。先日奨学生の母親が体調を崩し病院に行きましたが、検査に非常に時間がかかる上に、退院後14日間の隔離が必要となってしまいました。
母子家庭のため、0歳から10歳までの4人の子どもたちが、危険な貧困地区に取りに越されてしまいました。そのため、隔離期間は4人をHERO’S HOUSEで保護することしました。

6月29日現在、コングラント(ご支援サイト)を通じて、延べ394名様より3,766,000円のご支援を頂くことができました。これまでの支援で、約3,300,000円分を支援活動に活用させていただきました。
※詳細はページ最後の表をご覧ください。

セブ市では、6月1日から規制が緩和されましたが、それに伴い新規感染者が増加し、16日から再びロックダウンが再開さえています。未だにトータルロックダウンが続いている地区もあります。

そして、貧困層の生活は、日々悪化の一途をたどっています。

行政の支援は、まったく足りていません。完全隔離地区に取り残されている人々には、栄養バランスのとれた食事と、徹底した衛生管理が必要です。そして彼らの生活を支えるフロントライナーの安全を確保する必要があります。

このような状況の中でも、DAREDEMO KIDS及び貧困層の支援が継続できるのは、皆様のご支援あってのことです。子どもたちから学ぶ機会、そして何より命を奪わぬよう、とにかくできることを行っていきます。

皆様のご支援に、心より感謝申し上げます。 

状況は日々悪化しております。
世界中が大変なこの時期に、大変心苦しいのですが、この活動を続けていくためには皆様のご支援が必要です。
1,000円からクレジットカードでご支援頂けます。ご検討お願いいたします。

▶ご支援は「こちら」からお願いいたします。

NPO法人DAREDEMO HERO代表 内山 順子

支援金使用用途詳細

※ 2020年5月 ペソ→円 換算レート 2.113670

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月1000円でラーニングセンターに通う子ども一人の1か月分の軽食を提供や、30人の子どもたちに炊出しができます。