洗濯しても破れない!そんなカラフルで強いフィリピン紙幣に書かれている人物について、みなさん知っていますか?

フィリピンには0.05, 0.25, 1, 5, 10ペソ硬貨の他に、20, 50, 100, 200, 500, 1000ペソ紙幣があります。日本より物価が安いからとついつい使いすぎてしまう前に、そこから歴史を学び少しでも紙幣の重みをを増しましょうということで、今回はフィリピン紙幣から歴史を学ぼうと思います!まずは、20ペソと50ペソ!

20ペソ

ちょっとしたものを買うときや、おつりとして使い勝手の良い20ペソ。そこには、1935年から1944年の2期間大統領を務めた、フィリピン第2代大統領のマニュエル・ケソン氏の肖像が描かれています。彼は1935年 フィリピン独立法によって、アメリカの海外領土フィリピン群島政府にとって代わったコモンウェルス(フィリピン自治領政府)といわれるフィリピン独立準備政府の初代大統領でもあります。この政府が現在のフィリピン共和国の基礎となっているのです。また、1937年にはフィリピンの国語をタガログ語に決めたことから、フィリピン語の父と呼ばれています。彼の名前は、マニラ北部にあるケソンシティーの由来にもなっています。

20ペソ紙幣の裏にはユネスコ世界遺産に登録されたバナウェの棚田が描かれています。そして真ん中には、コーヒー豆を食べるジャコウネコが描かれています。この動物の糞から集めたコーヒー豆は希少価値が高く、シベットコーヒーとして有名です。フィリピンのお土産としても人気のあるものの1つなので、ぜひお越しの際にはお試しください。

セブ島にいくつか店舗をもつThe Civet Coffee

50ペソ

赤が鮮やかな50ペソに描かれているのは、1944年から1946年まで勤めたフィリピン第4代大統領(コモンウェルス第2代大統領)のセルヒオ・オスメニャ氏です。第二次世界大戦中の日本軍支配に抵抗する亡命政府の中心人物でもあります。彼はセブ島出身で、彼の名前はセブ市中心街のフェナンテ・オスメニャの元になっています。その街には、オスメニャ邸跡に建てられ、オスメニャ氏の記念品などがおおく展示されているオスメニャ記念館があります。

紙幣の裏に描かれている魚は、ジャイアント・トレバリーといって大きなアジのようなものです。その背景にはマニラから車で1時間のところに位置するタガイタイという小さな町にある、タール湖が描かれています。標高約700メートルで世界最小といわれているタール火山があり、フィリピン自然風景をみるなら、外すことができないスポットでもあります。

タール湖とタール火山

次回は100ペソ&200ペソを紹介します。お楽しみに待っていてください!