セブの人々が首を長くして待ち焦がれているのが、シヌログ祭りのグランドパレードです。街の様子を少し覗いてみましょう。
シヌログ祭りとは、セブの守り神であるとされるサントニーニョ・デ・セブ像を称えるお祭りです。このサントニーニョは幼き日のイエス=キリスト像であり、セブの属する中央ビサヤ地区では、成人したイエス=キリスト像以上の信仰を集めています。
シヌログ祭りやサントニーニョ・デ・セブ像に関する詳しいことはこちらをご覧ください。
サントニーニョをもって教会に!?
フィリピンの新聞社サンスターが、約8万人がそれぞれのサントニーニョ像を持って、1月11日の早朝にセブ市街を行進したと報じています。この行進は、実はシヌログ祭りのイベントの1つであり、シヌログのスタートを告げるものでした。
また、シヌログ祭り期間中には、朝から晩まで教会でのミサが、英語と現地語であるビサヤ語で行われます。ちなみに、パレード前にもミサが行われ、午前4時から約8万人の人々がサントニーニョに祈りを捧げました。そして、午前4時半にはパレードがスタートしました。フィリピンの気候によって、日中のパレードが難しいという理由はありますが、午前4時から約8万人がミサに出席するというフィリピン人の信仰深さには驚かされます。
1月11日から21日のグランドパレードまでミス・セブの発表や、セブマラソンなど様々なイベントが街中で行われています。また、グランドパレード以外のタイミングにもたくさんのパレードがルートを変えて行われます。
学校でもダンスを練習中!
現在、学校でも体育の授業や、地区ごとのシヌログのお祭り、またはグランドパレードのためにシヌログのダンスを練習している真っ最中です。最近は学校に行くと、いつもシヌログの音楽が学校の運動場から聞こえてきます。先日、ルズ高校の体育館を覗いてみると、体育の授業のための練習の真っ最中でした。
PIT SENYOR!
21日には「Pit Senyor!」(ビサヤ語で「サントニーニョに栄光あれ!」の意)という歓声に街中が包まれます。グランドパレード当日は、日本とは趣を異にするお祭りの光景が見られることでしょう。一昨年前までは、パレードのいたるところでストリートパーティーが開催され、治安の悪化も懸念されていましたが、昨年からはストリートパーティーが禁止され、安全性も高まっています。
今年のグランドパレードの様子はまた後日、お伝えする予定です!