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コロナ禍でのDAREDEMO KIDSへの支援

コロナ禍でのDAREDEMO KIDSへの支援
公開日: 更新日:

昨年3月から対面授業が禁止されている中で、DREDEMO HEROでは、子どもたちに教育の機会を提供し続けています。

Wi-Fi&ガジェットの貸出

対面授業が禁止されている今、学校ではオンライン授業と、プリントを配布するだけのモジュラー授業が行われています。しかしながら、Wi-Fi環境やガジェット(パソコン、タブレット、スマートフォン)がないという理由で、全体の15%以下しかオンライン授業を受けられていないのが現実です。

DAREDEMO HEROでは、奨学生の各家庭にWi-Fiを設置し、月々の支払を行っています。また、学年によってノートパソコン、タブレットの貸出を行っており、子どもたちがしっかりとオンライン授業を受けられる環境を整えています。

DAREDEMO HEROオンライン授業

奨学生の通っている学校によっては、オンライン授業を提供していない学校もあります。学校から大量に配布されるプリントに解答して提出しなければなりませんが、理解ができない部分がたくさんあります。家族や兄弟、近所の人に聞いても、貧困地区に勉強を教えられる大人はほとんどいません。

外出が規制されている中で、分からないことをすぐに聞けるように、DAREDEMO HEROでは数学と英語の有資格教員が、子どもたちの質問にオンラインで対応しています。

さらに、週末には英語・数学・日本語の特別授業を行っており、学校の予習・復習や学校では学べないより深い学習を提供しています。

日本語のオンライン授業の様子

生活費の支給

奨学生に学習の機会を提供することは、とても大切なことです。しかし、日々のご飯が食べられなければ、勉強に集中することはできません。
その為、DAREDEMO HEROでは奨学生に対して生活費の支給を継続しています。ものではなく、現金で支給することにより、各家庭環境、家族構成に合った「本当に必要なもの」を購入することができます。

奨学生には、生活費で何を購入したのかを、毎回写真で報告させています。

異文化交流会

コロナ前は、たくさんの日本の学生と交流する機会があった奨学生ですが、外国人の入国が規制されている現在、異文化と触れ合う機会がなくなってしまいました。

そこで、DAREDEMO HEROでは日本の学生とオンラインで交流会を開催し、日比両国が抱える社会問題や、環境問題について話し合っています。このような時代だからこそ、日比両国の若者が同じ地球人として、自分たちにできる「ワンアクション」を見つけ出し、実際に行動に移しています。

メンタルケア

DAREDEMO HEROには、2名の資格を持ったソーシャルワーカーがおり、何か困ったことがあればいつでも相談できる体制が整っています。
このような特殊な状況の中で、奨学生も保護者も、大きな不安とストレスを感じています。ただ話を聞いてくれるだけでも、心が落ち着きますが、さらに具体的な解決策を提案することで、奨学生の心が落ちつき、より勉強に集中することができます。

このように、コロナ禍でもDAREDEMO HEROでは、奨学生の生活・学習支援を継続しています。コロナによって、出来なくなってしまったことはたくさんありますが、それでも「貧困層から未来のリーダーを育成する」という夢を諦めるわけにはいきません。むしろ、このような時代だからこそ、貧困の苦しみを知る人々が、社会のリーダーとなって、貧困問題を解決していく必要があります。

このような状況の中でも「今だからこそ出来ること」を見つけ出し、必ず彼らを未来のリーダーに育て上げていきます!

2020年オンラインクリスマス会の様子

▶コロナ禍でのフィリピンの学校事情

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