2022年9月24日と25日の2日間、セブのJ CENTRE Mallにて日本文化及びアニメ好きのための大型イベント、「ANIME ASOBI: COSART」が開催されました。
J CENTRE Mallとは、セブ島のマンダウエにある大型ショッピングモールです。このイベントのためにフィリピン中からアニメ好きが集まりました。
そして、なんといってもコスプレイヤーが多い!個性溢れるこだわりのコスプレについ目を奪われます。
(現在もフィリピンではマスクの着用が義務付けられており、ステージ上や撮影以外ではマスクをしています。)
目次
YUKATA CONTEST
このイベントはセブ日本人会の協賛で行われました。さらに、DAREDEMO HEROは日比文化交流として、浴衣コンテストの出場者たちに浴衣の貸し出しや、着付けの仕方などを教えるお手伝いをしていました。
コンテスト参加者たちは初めて浴衣を着る人がほとんどでしたが、「着物と浴衣は何が違うの?」「どうすれば綺麗に着ることができるの?」と興味津々でした。
一通り着付けの仕方を覚えたら、各自浴衣を持ち帰り本番に向けて個人練習に励みます。
ついに迎えた本番当日
なんと、DAREDEMOインターンが1日目の「浴衣コンテスト」のMCという大役を務めさせて頂くことになりました。
日本の文化をフィリピンの人々に伝えるため、我々も一生懸命準備します。
しかし、会場に到着しても一向に始まる気配はありません。予想通り、フィリピンタイムによりイベント開催予定時刻からなんと1時間押し。あまりのマイペースさになんだか緊張もほぐれてしまいました。
※フィリピンタイムとは…時間通りに人が来ないこと。フィリピンではよくあることなので怒る人は誰もいません。
浴衣コンテストでは、コンテスト参加者が実際にステージ上で自分で浴衣を着て、着付けの美しさと「さくらさくら」の踊りを総合して評価されます。
初めて浴衣を着た時はみなさん苦戦していましたが、本番では練習した成果が出ていました。
審査の結果、優勝はエントリーNo.6(写真1番右)の参加者でした!優勝者には浴衣一式がプレゼントされます!
日本文化が大好きな彼女は飛び跳ねて喜んでいました。
残念ながら入賞とはならなかった参加者たちも「浴衣を着ることができて本当によかった」「すごく楽しかった!」と笑顔で伝えてくれました。
こうした形で日本の文化を広めることができて、私も幸せな気持ちになりました。
SINGING CONTEST
こちらはのど自慢大会。各々のアニメソングに合わせて参加者の服装も気合が入っていました。
日本のアニメソングを日本語で歌うことがルールですが、全員の歌がしっかり歌詞が聞き取れる程でとても驚きました。
歌に合わせてアニメの名シーンの再現をする参加者もおり、会場は大盛り上がり。
作品へのリスペクトと愛を感じました。
LOLITA FASHION SHOW
日本のファッション文化の一つである「ロリータ服」のファッションショーの様子です。
たくさんのフリルとふわふわのスカートがとても可愛らしく、小さな女の子が目を輝かせてステージを見上げていました。
ANIME QUIZ
お次はアニメソングのイントロクイズです。
手を挙げる速さで点を取られてしまったり、正式な曲名がわからず頭を抱えるなど波乱のクイズ大会でした。
一般参加として観客席にいた人たちもたまに答えていて、フィリピンにおけるアニメの浸透率の高さを実感しました。古い作品の曲名も当てていて本当にアニメが好きな気持ちが伝わってきます。
JAN KEN PON
勝敗が決まっても最後にハグをしてお互いを称え合うその姿に会場からも拍手が沸き上がります!
SOLO SKIT COSPLAY CONTEST
2日目の目玉はコスプレ大会!出場者は自慢のコスチュームの魅力を観客にアピールします。
キャラクターに合わせて出場者たちが考えた演出も見どころです!
キッズ部門では全員が初めてのコスプレをしたとは思えない、堂々としたパフォーマンスと愛らしさに会場中が笑顔に。
衣装や小道具は手作りで用意している参加者も多く、このイベントに対する熱が伝わってきます。
イベントを終えて
全てのコンテストが無事に終わり、大盛り上がりの2日間となりました。
今回イベントに参加して日本文化の人気はとても高く、世界中からとても愛されているんだと誇らしくなりました。
そして、私がMCをしているときも暖かい声をかけてもらったり、フィリピンの人々と好きなアニメの話をすることができて、とても嬉しかったです。
文化交流の素晴らしさを実感した2日間でした。今後もこの様な活動を続けてフィリピンと日本の関係を深めていきたいです!