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日比国際栄養カンファレンス

日比国際栄養カンファレンス
公開日:

2022年11月22日、DAREDEMO HERO主催 日比国際栄養カンファレンスを開催しました!

貧困層の実態調査に基づくコミュニティー主体の栄養改善事業

DAREDEMO HEROでは、2022年から3年間、 味の素ファンデーション様の助成を受け、フィリピン人の食に関する実態調査及び、栄養改善を行っています。当団体の主たる活動は「教育支援」ですが、いくら子どもたちが勉強をがんばりたいと思っても、お腹が空いていたり、バランスの悪い食事で健康を害していては、勉強に集中することはできません。

これまでの様々な取り組みの中で、より良い変化を生み出すためには、貧困層の実態に合った持続可能、かつ自分たちの力で実現できる改善策の提案が必要だと気付き、現在の事業を開始しました。

▶詳細は「貧困層の実態調査に基づくコミュニティー主体の栄養改善事業」をご覧ください。

関係者全員集合!

今回は、3つの支援地区から地域保健師と議員、保健省から栄養士と医師、パートナー大学であるセブ医科大学の栄養士、オンラインで広島修道大学、そして日本から味の素ファンデーションの視察団と、当事業の関係者全員が集合して、これまでの調査結果を発表し、今後の目標を明確にしました。

セブ医科大学栄養学科からの発表

当プロジェクトの大きな特徴のひとつが、現地のセブ医科大学と、日本の広島修道大学の学生と教授が調査に協力してくれているという点です。カンファレンス内で、セブ医科大学のJohn Rafael教授は「日本人がこの国の栄養改善のために、こんなに真剣に取り組んでくれているのに、フィリピン人が何もしないわけにはいかない!」と力強いスピーチをしてくださいました。

さらに、フィリピンでは貧富の差が非常に激しく、現地の医科大学に通う学生ですら、セブの貧困の現状を目の当たりにする機会はありませんでした。今回の調査が、現地の学生が自国の問題に向き合う機会にもなりました。

現地学生のフィールドワーク
John Rafael教授の講演

広島修道大学からの発表

日本とフィリピンで言葉の壁や、文化や風習の壁がある中で、広島修道大学の学生は現地の人々の生活を最大限に「想像」することで、調査データの分析だけではなく、現状を改善するための提案まで発表してくれました。

さらに、今回の発表は栄養学を学ぶ学生が日本語で発表を行い、同学で通訳を学ぶ学生が同時通訳でセブの会場に集まった人々に発表を行いました。それぞれが大学で学んでいる専門性を活かし、プロボノ(社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門知識を活かして取り組むボランティア活)を実現してくれました。

当事業の流れと、各関係者の関わり方

赤丸部分が今回のカンファレンス

各地域の問題の洗い出し

会場では、各地域のリーダーと貧困地区に住む人々が、調査データと分析結果をもとに、地域の問題に向き合い、話合いを行いました。これまでにも、地域の栄養改善のために様々な取り組みが行われてきましたが、このような話し合いの場に貧困地区に住む人々が参加し、大学の栄養士からの指導を直接受ける機会はありませんでした。

当事者だからこそ分かることと、専門家だからこそ分かることがあります。専門家の描く理想と、当事者の現実を照らし合わせ、実現可能な解決策を見つけていくことが重要です。

味の素ファンデーションの視察

今回は、当事業を助成してくださっている味の素ファンデーションのスタッフさんにもご参加いただき、関係者に激励の言葉を頂きました。フィリピン人にとっても馴染みのある「AJINOMOTO」が支援をしてくださっていることで、現地の人々もこの事業が一過性のものではなく、安定した継続的な事業であることを改めて理解できる素晴らし機会となりました。

試行錯誤の連続

今回の事業は、全ての点において「初めて」のことばかりです。

・フィリピンの貧困層に焦点を当てた栄養調査
・写真を用いた3日間の食事モニタリング
・日比の大学との協働
・学生のよるプロボノ(同時通訳)
・専門家と受益者の協働

ここまでくるにも、日々試行錯誤の連続でした。多くの関係者の方々のご協力があって、カンファレンスを無事に開催することができました。これからも改善策を見つけ出し、地域での普及を行っていく中で、様々な困難が待っているはずです。しかし、今回集まってくれた仲間たちがいれば、必ず3年後には実現可能、持続可能な改善策を確立できると信じています。

改めて、関係者の皆さんに心より感謝いたします。

Team DAREDEMO HERO!

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月1000円でラーニングセンターに通う子ども一人の1か月分の軽食を提供や、30人の子どもたちに炊出しができます。