日本でも最近よく耳にするイースターというイベント。そもそもこれはどんなものなのでしょうか?
キリストの復活祭、イースター
日本でイースターと聞くと楽しいイベントのようなイメージがありますが、これはキリスト教の宗教行事の一つです。イースターはキリスト教が処刑されたのちに復活した日を指し、復活祭とも呼ばれます。イースターは移動祝日であり、毎年春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に設定されます。フィリピンではこのイースターの1週間前からHOLY WEEKが始まり、その間にも様々な行事が行われます。(詳しくはこちら)
イースターのシンボル、たまごとうさぎ
イースターといえば、イースターエッグやイースターバニーという言葉をよく聞きますが、たまごとうさぎはこのイースターのシンボルです。
たまご
たまごは生命の象徴であるとされています。長い期間を経て生命が誕生することが、キリストが処刑されてから復活するまでと重なることからイースターのシンボルとなりました。
うさぎ
うさぎは子どもをたくさん産みます。そのためうさぎも生命の象徴です。また、イースターに現れるイースターバニーがイースターエッグを産むとも言われています。(うさぎは普通たまごは産みませんが・・・)
フィリピン流イースターの祝い方
イースターの日には、キリストが復活し、聖母マリアと再会するシーンを再現する儀式が行われます。フィリピンではSUGAT(スガット)と呼ばれ、早朝4時から各地のカトリック教会で行われます。
セブでもそれぞれの教会でSUGATが行われますが、最も有名なのがMinglanillaで行われるSUGATです。多くの人々がここでのSUGATを見に各地から訪れます。
儀式中には、天使役の子供たちが上から舞うなどの演出もあり、宗教行事というよりも一つのエンターテイメントにもなっているようです。
そしてこのSUGATが終わるとマスが行われ、その後にはそれぞれが家族と一緒にご飯を食べます。このイースターまでの間に食べることを禁止されていたお肉も、この日から普通に食べることができるようになります。
イースターが終わり、子どもたちの学校も残すところあと1週間となりました!今週は年度末なので成績発表や卒業式と忙しい1週間となりそうです。その様子も順次お伝えしていきます!