日本ではあまり聞き慣れない「TEACHERS DAY」ですが、みなさんご存じでしたか?
毎年10月5日は「世界教師デー(World Teachers Day)」と言って、「国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)」が制定したものです。これはフィリピンだけでなく、世界中の国で重要視されている記念日の一つです。
この日は生徒から先生に、日ごろの感謝の気持ちを伝える特別な日なのですが、祝い方が想像以上にすごかった…!
目的
基本的人権の中に「教育」が入っていますが、国民に適切な教育を受けさせることは国の責任です。
そのため、ユネスコは世界中の教師への支援や教育の権利が、教師と子どもたちにあることを訴えるために制定しました。現在は世界100ヶ国以上の国々が世界教師デーをお祝いしています。
小学校に見に行ってみた
ということで、DAREDEMO HEROが提携している近くの小学校に、DAREDEMOインターンがお邪魔して、世界教師デーの様子を見せて頂けることになりました。
学校に着くと、学校の外にはお花を売っている人がいたり、校内が風船で飾り付けられるなど、いつもとは違った特別な雰囲気を感じます。
子どもたちからのプレゼントは?
フィリピンでは教師はとても尊敬される職業の一つで、将来は学校の先生を志す子どもがとても多いです。
尊敬する先生のために、数週間前から子どもたちと保護者が心を込めたプレゼントを用意します。
プレゼントはお花や手紙、お菓子、花束に見立てた文房具など様々。両手いっぱいのプレゼントを受け取った先生もとても喜んでいました。
子どもたちも自分がプレゼントしたものを教えてくれて、先生への尊敬する気持ちと素直な心を感じました。
放課後パーティー
学校が終わると、先生たちは体育館に移動し、パーティーに参加します。
今回はキリスト教のミサ(聖餐式)も合わさった貴重な機会でした。(何かのイベントと一緒にやることは稀です)
ミサが終わると、いよいよTEACHERS DAYのパーティーが始まります。
生徒によるダンス発表や、校長先生から先生たちへの表彰状の授与、長年勤続した先生へバッチやメダルの授与が行われました。
そして、この日は校長先生の誕生日が近かったこともあり、サプライズで先生たちが校長先生をお祝いしていました。
歌って、踊って、校長先生のパネルも作って、パーティーの後は体育館でディナーを食べて…。日本人としての感覚だとかなり驚いてしまいましたが、これがフィリピン流のお祝いです。
お祝いするときはとことん派手に楽しく!しかし、リスペクトの気持ちを最大限に伝える姿勢に感動しました。
最後に
日本では先生がこんなに盛大に祝われる機会がなかなか無いため、「世界教師デー」が私にとって、とても新鮮でした。こういった記念日があると、教師も生徒も嬉しくなりますし、普段から先生との距離が近いと、学校へ行くのが楽しくなりますね。
今回私は見学していただけですが、先生のみなさんがとても暖かく迎え入れて下さり、私も恩師に久々に連絡しようと思いました。