DAREDEMO HEROのインターン生として携わらせていただきましたMadokaです。インターン生活を通して学んだことや感じたことをシェアしたいと思います。
インターン開始時のブログもございますのであわせてこちらからぜひご覧ください!
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毎日が学びのインターン生活
インターン期間中、SNSの運用や支援地域での現地活動、スタディーツアーの運営、毎週末の日本語授業、幅広い日常業務や事務作業など様々な経験をすることができました。私はインターン生活で2回のスタディーツアーと、広島修道大学単位認定海外インターンシッププログラムの計3回のプログラムに携わりました。
スタディーツアー中は、運営してきたインターン仲間とスタディーツアーの目的を達成するためにどう導くべきか、この数ヶ月間で自分たちが経験したことや知識を参加者たちに共有し、発信していくにはどうすれば良いか、参加者にとってもフィリピンの人たちにとっても刺激になりお互いに学び合えるよう日々話し合い、自分たちにできるベストなツアーを常に届けられるように試行錯誤しました。
広島修道大学の海外インターンシッププログラムは、私自身が在学している大学からの参加であったため、私の中で特に印象に残っています。数ヶ月ではありますが、経験や得た知識、そしてみんなに学んでもらいたいことを自分なりに伝え、それを共有できる楽しさも実感しました。参加者から毎日、「帰国したくない」「また帰って来たい」という言葉を聞いて、みんなと成長できる楽しさと嬉しさを体感しました。
帰国してからもインターンシッププログラムの参加者と現地での学びを発信しており、誰かに実体験を伝えることができる環境があるということがとてもありがたいです。現在、大学内でシンポジウム実施など、現地インターン生活やセブ島のリアルな現状を発信し、伝えています。これからは学内にとどまらず、学外で発信する機会もつくっていこうと思っています。12月6日には、味の素ファンデーション様から助成金を受けて行っている栄養改善事業の国際栄養カンファレンスが予定されており、広島修道大学もオンラインで参加します。今年は最後の1年ですが、より多くの貧困層が、栄養バランスの取れた健康的な生活を送れるように栄養改善方法を提案していきます。
私自身も含め、参加者の皆さんが、実際に自分の目で見て、五感で感じて、生の声を聞き、リアルを知り、フィリピンや貧困について真剣に考え、今までの常識を覆すことができたからこそ、そしてなによりも同じ志を持ったインターン仲間がいたからこそ作り上げることができたものであると思います。
今までオンラインでしか関わったことがなかった私にとって、より広い分野と視野を持って団体に携わることができ、現地での活動を通して、社会貢献の仕方や支援の仕方の多様さを学ぶことができました。
オンラインでは体験できない現地支援
イナヤワン、カレタ墓地、ラプラプ、タプタプの最貧困地区に住む人々の地域支援も行いました。ヒアリングを行ったり、現地の専門家を招いてセミナーをしたり、バランガイの職員の方や学校の先生など、常にDAREDEMO HEROだけではなく、周囲のコミュニティと手を取り合って活動を行っています。このコミュニティの輪を広げて支援をしていくことで、活動範囲が広がり、多くのそして新しい支援や組織強化に繋げていくことができるのだと実感しました。
いつも支援地域に行くたびに、支援をするためだけではなく、「貧困層に本当に必要な支援は何か」を考え学び、「幸せとは」、「豊かな暮らしとは何か」を毎日考える時間となりました。毎回、過酷な環境で生活しているはずの彼らに励まされ、元気と勇気をもらいました。家族愛、周りの人々との繋がりが彼らの心を豊かにし、これが幸せそのものであると感じました。
DAREDEMO HEROでは、自立支援を行っており、支援には単発的なものと継続的なものがあるということを理解し始めることができました。DAREDEMO HEROの支援は、継続的で間違いなく人々の生活を豊かにする選択肢を増やすことができ、暮らしを変化させることができます。現地で活動をして、物を与える物理的な支援ではなく、知識を与えることで人々が自立し、現地の人たちを豊かにする根本的な解決に向けた支援に携わることができ、支援が持つ力を実感することができ、とても勉強になりました。
DAREDEMO HEROの奨学生は、将来フィリピンを変え、未来のリーダーとなる子たちばかりです。奨学生と過ごした時間はかけがえのない時間、そして経験となりました。同じ時間、同じ空間で共に過ごすことができている彼らに対して、「彼らは貧困地区に住んでいる」と忘れかけてしまう時があるくらいでした。しかし、家庭訪問をして家に行くと目の前に広がるのは、こんなにも違うんだと想像できない環境にいます。数人入ればすぐに底が抜けそうな家、日光が当たらず一日中薄暗い家で暮らしています。
DAREDEMO HEROの教育支援があるからこそ変わっている奨学生を目の前で見て、貧困層であるからといってできないことは何もない、誰にでも可能性はあるということを実感することができ、実際に変化している奨学生を目の前にして、教育の力がどれほど強いものなのかを実感することができました。その時、支援を受けている方が「教育は武器である」と涙ながらに語ってくれたこの言葉の意味を理解できた気がしました。
さらに、DAREDEMO HEROの教育の支援の力の偉大さを知りました。社会を変えていくため、人々を救うため、家族を幸せにする、助けるためといった誰か人のために夢を持ち続ける子どもたちから大切なことに改めて気づかされる毎日でした。支援には様々な形があり、この理解を自分の中のみにとどめるのではなく、さらに理解を深め、様々な形で自分から発信していきたいと思いました。
共に活動したスタッフ、インターン生
私は3ヶ月という短い時間の中で、6人のインターン生に出会い、共に活動しました。そして移住食を共にし、たわいもない話をしたり、時には国際協力やお互いの過去や人生など様々なことを語り合いました。インターン期間中は様々な経験があり、スタディーツアーや各事業、多岐にわたる業務がありました。その中で、一緒に協力して活動したインターン仲間の存在はとても大きく、私自身たくさん助けられました。彼らにたくさんのことを教えてもらい、助けられ、様々な活動を乗り切ることができました。同じ志を持った仲間と出会い、共に活動ができたことは私にとって人生での一生の財産であり、かけがえのない時間です。さらに、元インターン生の方ともたくさんお会いすることもでき、素敵な出会いがたくさんありました。
そして各事業を行い、業務を進めていく中でフィリピン人スタッフとの連携は必要不可欠です。特にスタディーツアー中、予定を前日や当日に急遽変更しなければならないことがあった際、私達の代替案や行いたいことに対して熱心に向き合い、協力をしてくださいました。根気強く、第一に人のために行動することができる現地スタッフの優しさのおかげで乗り越えることができました。誰かを思いやる気持ちやこのような心の豊かさが、人や自分を幸せにしていくことができるのだと感じました。
自分と常に向き合い、DAREDEMO HEROの目標である「貧困問題の根本的解決」の実現に向かって日々突き進む代表の順子さん。実際に現地で一緒に活動をさせていただき、物を与える物理的な支援ではなく、知識を与えることで人々が自立し、現地の人々を豊かにする根本的な解決に向けた支援に携わることができました。様々な業務に関わり、自分の目で見て、五感で感じ、現地の生の声を聞くことで、今までSNSやインターネットで見たり、オンラインでしか見ず、そこで知り得た情報というのは、情報の一部であり、日本だけでは知ることができないことがあることを実感しました。様々な物事に対し、一度自分でその物事を捉えるために立ち止まって考え、自分なりの考えを持って行動することが大切であると気づくことができました。
業務中から業務外、日常会話や普段の生活や行動から学んだ経験、言葉、現地の人々の笑顔を忘れることなくこれからの人生の糧にしていき、人生を創っていきたいです。
今後について~現地での経験を活かして~
「やらずに後悔するより、やって後悔する」という代表の内山 順子さんの言葉が私の中で大きな言葉となっています。インターンを通して、自分で自分の限界を決め「できるかできないか」を判断するのではなく、まずは「やるかやらないか」そして何事にもまずは挑戦してみる。今後、自分のやりたいことや学びたいことにはまずは挑戦し、自分自身の幸せや成長に向き合っていきたいと思います。
そして、奨学生の夢の実現や、DAREDENO HEROを通して変化をしている方々に対して、これからもどんな形でも力になれるようにこの団体に携わっていけたらと思っています。大好きな団体に出会えて幸せです。
フィリピンで経験したこと、出会った方々、DAREDEMO HEROの団体の方々、奨学生、スタッフの皆さん、全てを忘れずに今後も活動して日々成長していきます。
★インターンに興味を持ち、参加を検討している方へ★
私はオンラインでDAREDEMO HEROに出会い、4年間の関わりを得て実際にインターン参加を決め、現地で活動をすることができました。
参加を検討されている方の中には、日本から離れ、自分の知らない地に身をおいて活動をすることに不安を感じる方もいるかもしれません。しかし勇気を持って一歩踏み出してみると、自分の想像をはるかに超える学びと素敵な出会い、そして日本を離れたからこそ気づくことができた大切なものがありました。
当時、何か自分が大学で学んでいることが活かせるのではないかと思い、オンラインのプロジェクトに参加を決め、日本からのみプロジェクトに携わっていました。活動をするうちにだんだんと現地に行きたいという思いが4年間、消えることはありませんでした。その思いを形にして、こうして現地で活動ができたことを誇りに思います。
インターン生活で得たものはNPOや貧困問題、支援に関することのみではありません。オンライン上だけでは知り得ない、今後、自分の人生の中で必ず役に立つ考えやスキル、知識を得ることができました。今回の経験から社会に出た際に必要なスキル、そして自分自身の生き方について多くを学ぶこともできました。
インターンを終え、私はDAREDEMO HEROのインターンに参加して本当に良かったと心から思います。言葉では表しきれない素晴らしい経験や出会いがたくさんありました。
興味のある方は、ぜひ参加を考えてみてください★インターンの詳細はこちらから↓