明けましておめでとうございます! 今回はフィリピン流真夏のお正月の過ごし方をご紹介します。
何はともあれまずは花火!?
日本とフィリピンのお正月で、最も大きな違いは「賑やかさ」です。除夜の鐘をききながら厳かに過ごす日本のお正月とは対照的に、フィリピンのお正月はとにかく賑やかです。その賑やかさの理由の一つが花火と爆竹です。ここセブでもカウントダウンの0時に向けて、街中で花火や爆竹が響き渡ります。ホテルやショッピングモールだけではなく、個人宅でも相当大きな打ち上げ花火をあげるため、街中が煙だらけになります。
この花火、見ている側としては圧巻の美しさですが、その裏にフィリピンならではの問題が隠されています。それが花火によるケガです。日本の花火のように正規品だけでなく、個人で製造、改造された花火が流通しており、それらによるケガはあとを絶ちませんでした。そこで動いたのが、あのドゥテルテ大統領です。昨年末から規制が始まり、今年も大幅な規制を行った結果、花火によるケガ人は昨年の3割まで激減しました。
騒音で悪霊を追い払う
フィリピンでは、カウントダウンに大きな音を立てて、悪霊を追い払う習慣があります。爆竹もそのために使われていますが、お化けが大嫌いなフィリピン人は、それだけでは足りないようです。年末にはTorototと呼ばれる大音量の笛が街中で販売されます。子どもたちはこぞってそれを買い求め、とにかく笛を吹き続けます。一人でも相当な音量なのですが、2人3人・・・・と子どもたちが集まると、もう会話も聞こえないほどの騒音になります。日本では考えられないほどの騒音ですが、これがフィリピンの文化なのです。
やっぱり食べるのが大好き
日本ではお正月におせち料理を食べますが、フィリピンではおせち料理のような特別な料理はありません。いつでもお祭りごとに欠かせないのはレチョン(豚の丸焼き)、甘いスパゲッティー、甘いマカロニサラダ、フライドチキン、大量のご飯と決まっています。
フィリピンでも、日本と同じようにお正月には家族や親戚が集まります。ただし日本と違うのがその人数の多さです。そもそも兄弟が多いため、おのずとその数は増えていきます。たくさん集まった家族や親せきのために、たくさんの料理をテーブルに並べて、新年を迎えるのがフィリピン流です。
新年の抱負
DAREDEMO HEROでは、毎日ブログやInstagramを使って、当団体の活動や子どもたちの様子、フィリピンの情勢や文化を伝えています。本年も皆様により興味深く価値のある記事をご提供できるよう、インターン、スタッフ一同日頃からアンテナを高く張って、頑張っていきたいと思います。
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