現在セブでは規制緩和により、通勤が必要な人々が増えていますが、交通手段の不足が大きな問題になっています。

路上に溢れる人々

現在セブ市では、フィリピン人が使用する伝統的な乗り物の1つであるジプニー(乗り合いバス)は使用禁止となっています。
ジプニーは一回の使用で約20円以内に収まる交通機関であり、フィリピン人が愛用していたことから、セブ市長は交通省にジプニーの使用許可を求めていますが、現段階で正式な発表はありません。
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そのため、ジプニーの代わりに政府公認のバスが運行していますが、車内は定員の50%しか乗車することができず、数自体も絶対的に不足しています。新型コロナウィルス感染症が流行する前でさえ、公共交通機関の不足が問題になっていたフィリピンで、一番利用者の多かったジプニーが運行できないことは、非常に大きな問題です。

今回の規制と交通手段の不足で、より多くの人が路上に溢れる結果となってしまいました。

他の交通手段の変化

セブには、ジプニーの他にハバルハバル(バイクタクシー)トライシクルなどの交通手段もあります。現在、ソーシャルディスタンスの概念により、バイクの2人乗りが禁止されていることから、ハバルハバルは全面禁止となっています。

当初、セブ州の知事が、「2人乗り」を認めましたが、ドゥテルテ大統領が「2人乗りの禁止」を発表し、セブ州知事の発表は訂正されてしまいました。DAREDEMO KIDSの保護者の中にはハバルハバルドライバーを職業としている家庭もあります。
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彼らは経済が再開しつつある現状になっても、働くことができない状況を余儀なくされているのです。

セブ市でもいよいよ「自転車専用レーン」が!?

現在、フィリピン全土の人々に生活の変化がでています。道では多くの人が自転車を使用している姿を見かけます。交通規制の対象にならない自転車の需要は高まり続け、自転車が流行する前、6,000ペソ(約13,000円)だった自転車が現在、8,000ペソ(約17,000円)まで値上がりしているという話も聞きました。

自転車の使用を政府が推奨していることもあり、マニラでは「自転車専用レーン」がすでに設けられていました。そして、セブ市でも「自転車専用レーン」を設けると正式に発表がありました。伝統的な乗り物が無くなり、新しいライフスタイルが確立しつつあります。

しかしそんな中、新たな問題が発生しており、現在自転車を登録制にするという法案が議論されています。

経済の回復のための規制緩和のはずでしたが、それに相反する規制が次々と発表されており、フィリピンの新型コロナウイルス感染症からの復興は課題が山積みの状態です。

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