みなさん、フィリピンの国歌をご存知ですか?フィリピンの国歌を徹底解説します!

様々な場面で歌われる国歌

フィリピン式典、スポーツの試合、学校のイベントなど様々な場面でフィリピンの国歌を聞くことがあると思います。
DAREDEMO HEROのイベントでも、始めに必ず国歌を歌っています。子どもたちはみんな胸に手をあてて大きな声で歌います。


DAREDEMO KIDSも大きな声で歌っています。

フィリピン国歌の歌詞と意味

フィリピン国歌の歌詞を調べてみました!
曲名:「LUPANG HINIRNG」
作詞:Jose Palma(ホセ・パルマ)
作曲:Julian Felipe(ジュリアン・フィリペ)

Bayang magiliw,
Perlas ng silanganan,
Alab ng puso
Sa dibdib mo’y buhay.

最愛の国 東洋の真珠
心に燃やし続ける熱情

Lupang hinirang,
Duyan ka ng magiting,
Sa manlulupig
Di ka pasisiil.

選ばれし国 勇者達の眠る地
いかなる征服者にも屈せず

Sa dagat at bundok,
Sa simoy at sa langit mong bughaw,
May dilag ang tula
At awit sa paglayang minamahal.

海 山 蒼天
詩の如き壮麗さを放ち
愛しき自由への歌を奏でん

Ang kislap ng watawat mo’y
Tagumpay na nagniningning;
Ang bituin at araw niya,
Kailan pa ma’y di magdidilim.

汝の御旗は勝利への輝き
決して曇ることなき星と太陽

Lupa ng araw, ng luwalhati’t pagsinta,
Buhay ay langit sa piling mo;
Aming ligaya na ‘pag may mang-aapi,
Ang mamatay nang dahil sa iyo.

栄光と愛情の地
汝の腕の中に天国はあり
汝を驚かす者あらば
この命 喜んで汝に捧げよう

国歌の音源はコチラをクリック

Republic of Philippines, NATIONAL HISTORICAL COMMISSION OF THE PHILIPPINES, National Anthemより引用
日本語訳:世界の国歌・行進曲より引用

「LUPANG HINIRNG」の本来の意味は、英語で“The Land that was Chosen”(選ばれた地)ですが、ホセ・パルマの書いた詩が歌詞のもとになっており、その詩の最初の1文が愛された土地だったので、「最愛の地」と訳されることが多いです。

フィリピンの歴史的背景が歌詞に反映しています。
独立することを称え、国を愛し守っていこうというメッセージが込められているように私は感じました。
スペインから独立する際に作曲されたとされるこの国歌は、はじめスペイン語版の歌詞英語版の歌詞が作られましたが、1998年にフィリピン語(タガログ語)に統一されました。


フィリピンの英雄であるラプラプ王

国歌熱唱は義務!?

フィリピン下院で、全国民にフィリピン国歌を熱心に歌うように義務付ける法案が可決されたようです。
法案はこれ以外にも、
(1)全ての公立、私立学校の生徒は国歌を覚えること
(2)原曲に忠実に、楽器だけの場合は4分の2拍子、歌う場合は4分の4拍子、1分間に100~120泊のテンポで演奏すること
(3)全員起立し、国旗に注目すること。国旗がなければ楽団と指揮者に注目すること
(4)国歌を侮辱する行為は違反とみなすこと
(5)宗教上の理由で国歌を歌えない者は十分な敬意を払い、気を付けの姿勢を取ること
などを定めているようです。

国歌を大事にしているのがよくわかる法案ですが、細かく厳しく定められており、これに違反した場合は禁錮刑にされる可能性があります。
様々な宗教の人々がいる中でのこの法案ですので、批判もあるようです。

引用元:CNN.co.jp フィリピンで国歌の「熱唱」義務付ける法案 違反者に禁錮刑も

ちなみに…

ボクシングの試合の前に歌われる国歌ですが、何人かのパフォーマーたちがフィリピン国歌のテンポや音調を変えて歌ったため、フィリピン国家歴史委員会から注意が入り、問題になったこともあるそうです。

最後に

国歌はその国らしさが出るものです。
このブログを書くにおいて、フィリピン人スタッフに国歌について色々な質問をすると、親切に丁寧に教えてくれました。
それほど、多くのフィリピン人が国歌を大切にしているのだと、今回調査をしてみてよくわかりました。