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「自分にできることは?」スタディーツアーで学んだこと

「自分にできることは?」スタディーツアーで学んだこと
公開日: 更新日:

今年も夏のスタディーツアーが開催されています!今回は第一弾に参加してくださった方7人の体験談を紹介します。彼らはこの一週間でどんなことを感じ、どんなことを学んだのでしょうか?

★DAREDEMO HEROスタディーツアーの特徴★
【少人数制】
限定10名様での開催のため、それぞれの語学力、特技を活かした活動を行っていただくことができます。
【参加者みんなで共同生活】
日々の食事作りや、食事の後の語らいなど、共に過ごす時間が長いため、互いの絆がより深まります。
【日本人スタッフが常時引率】
ツアー開催中は日本人スタッフ、日本人インターンが常に活動に同行します。
【毎日の振り返り】
1日の終わりに毎日、参加者とスタッフでその日の感想、感じたことを共有します。
【自分たちで考えて実行するオリジナルプラン】
滞在中に見つけた課題を、参加者同士で話し合い、自分たちにできる活動を実行していただきます。
【安心の込々料金】
ツアー費用には3食費、飲み物、活動中の移動代、活動に必要なすべての料金が含まれています。

DAREDEMO HERO夏の特別ツアー(前半)

期間:2019年8月5日~8月12日
参加人数:9名

参加者の体験談

堂本太成

 今回のボランティア活動を通して、ボランティアとは困っている人たちが自分の力で問題解決できるように支援することが目的であり、メッセージ性のない、一時的でその場しのぎの支援では意味がないのだとわかりました。そのために、僕たちは子どもたちへの教育を通して貧困等の問題のサイクルに歯止めをかけなければいけないと思いました。
今後の人生に活かせることを多く学べたので、とてもいい経験になりました。

小林毅弘

 私は現在大学に通っており、国際系の学部に所属しています。その中で勉強していることの一つが、「国際協力」です。そこで学んだことや自分で考えたこと、例えば、ボランティア・国際協力にとって必要とされることは「支援者と被支援者の相互の協力であり、短期的ではなく長期的で持続可能な変化である」ということが、DAREDEMO HEROのボランティア概念と類似していたため、その実践の場として様々な体験ができたことは非常に勉強になりました。
 セブ島は一般的にリゾート地として知られており、貧困層やスラムのイメージにはかけ離れています。今回のツアーは貧困層居住区に焦点が当てられていたため、フィリピン・セブ島の抱える問題が鮮明に見え、複雑な気持ちに度々なることがありました。しかし、それを自分の目で見てそのような感情を抱いた人が私だけではないということが非常に励みになりました。
 今後日本での日常生活に戻りますが、「国際協力」だけではなく全てにおいて、このツアーで学んだことを活かし、何事にもより一層邁進していきたいと思います。

芳川夏菜

 私がツアーに参加した理由は2つあります。1つは将来、看護師になりたいと思っているので、そのためにも実際貧困の現状を見ておきたいということでした。2つ目はずっとボランティアというものに対し「ただものをあげるだけでそれはボランティアになるのか?」という疑問があり、そのモヤモヤした気持ちを少しでもすっきりさせたいという思いでした。
 今回のツアーで色々な貧困地域に行ってすごく胸が苦しくなったし、自分では何もできないという現実と向き合うのも辛かったです。でも、その中でも1つの行動にどれだけの意味を込められるのか、そのことがすごく大事で、1つのステップとしてできることを少しずつやることの大切さを感じました。また、英語が話せることで自分の伝えたいことをより多くの人にわかってもらえることを生で感じたため、英語の勉強にもっと力を入れたいと思いました。また、政治や環境問題を理解できれば視野も広がることがわかったため、その勉強ももっとしたいと思うようになりました。
 数あるボランティアツアーの中で、私はどのボランティアに参加しようかと、とても悩みましたが、DAREDEMO HEROを選んで本当に良かったと感じました。なぜなら、ここは自分たちでプランを考えさせてくれるし、ボランティアとは何かをすごく考えさせてもらえるからです。とても多くのことを学べたのでこれを今後に活かしたいと思いました。

大橋真尋

 最初、ネットでDAREDEMO HEROを見つけたとき、貧困地域への支援とこの施設に通う子どもたちへの教育は全く別のボランティアだと思っていました。でも、セブ島の富裕層と貧困層の割合、社会の制度などの現状を知って、貧困の苦しみを知る人が政府の一員になり、この状況を変えるために子どもたちに教育を受けさせる必要があって、1つの目標に向かって行われているボランティア団体ということが分かりました。この一週間だけでは、タオルや衣類・食事などの物資を与える、一時的な支援しかできなくてずっと心がモヤモヤしていました。でも一度だけ、墓地に住む子どもたちと一緒にゴミ拾いをしたときに、彼らの中で意識が変わる第一歩の活動ができた気がしてすごく心がスッキリしました。
 「教育」というものを継続的に続けることで彼らの考え方に変化が起きる可能性があるということ、教育の大切さを知りました。彼らからこの経験から学んだことを自分の生活に生かしていきたいし、ここで出会った人々のことを忘れずに、何らかの形で支援し続けていきたいと強く思いました。多くの貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました。

谷田部力樹

 今回のツアーを通して、個人的にはJUNKOさんのボランティアの概念についての話が印象に残りました。cemeteryやgarbage mountainを初めて見たときの衝撃も、もちろん強かったのですが、言葉では表せないため省略させていただきます。
 軽い気持ちで来たボランティアでしたが、ボランティアとは何かという疑問を2日目に聞かれ、今までなんとなく「人を助けること」とだけ考えていたことから、深く考えるきっかけにつながり、自分の経験として大きな糧になりました。まだまだ正直自分のことしか考えられていないですが、JUNKOさんのボランティアは自己満足ではなく、自己実現のための活動という話にとても共感でき、もしこのまま自分のことを考え続け、お金を稼ぎたい、有名になりたいという思いがあったとしても、それを満たした後はもしかしたらボランティアをしたくなるのかな、と考えました。短い期間でしたが、ルームメイトとも強い絆ができとても充実した一週間でした。ありがとうございました。

野口真夕梨

 DAREDEMO HEROを通して、私は衝撃を受けたし、もっと貧困や世界の問題に目を向けたいと思いました。貧困層の暮らしを本で読んだりテレビで見たりするより、五感で感じることで状況はもっと深刻だと思いました。綺麗なリゾート地というイメージのセブ島の裏には経済格差や環境問題、貧困などの深刻な問題があると感じました。
 そして、将来、私自身が力と知識を持って、この状況を変えることができる人材になりたいと思いました。

桶口みさき

 DAREDEMO HEROでは多くのことを学べました。私は人を助けたいとか、ボランティアとか色々なワードで頭の中が混乱していました。でも、いざ来てみると考えが変わりました。私が考えていたことと、現実ではギャップが大きかったです。勝手に自分で想像していたことは脆く崩されました。何が人のためになるのか考えるのは本当に難しかったです。ボランティアを簡単に考えすぎていた自分に腹が立ちますし、団体に申し訳ないです。英語力の必要さも、もちろん感じましたがそれよりも知識が欲しいと強く思いました。私はまだまだ学ぶ側だということに気づけました。ボランティアは自己満足でしかないのだと我を振り返ると思います。スキルも必要ですが人間性もまだまだ欠けているので、これを機にもっと成長したいです。良い経験ができました。

日本ではできない経験の連続

DAREDEMO HEROのスタディーツアーでは、毎日新しい学びがたくさんあります。ただ「楽しかった」「子どもたちがかわいかった」では終わらず、「自分たちに何ができるか」「幸せとは何か」を真剣に考えるスタディーツアーです。

この夏は、まだまだ宿泊型のツアーが続きます!たくさんの方々に多くの「気づき」を提供し、笑顔が笑顔を生むスタディーツアーを続けていきます!

DAREDEMO HE ROの活動をご支援ください!

月1000円でラーニングセンターに通う子ども一人の1か月分の軽食を提供や、30人の子どもたちに炊出しができます。