DAREDEMO HERO新型コロナウイルス感染症に対する支援をまとめました。
▶これまでの支援詳細は「こちら」をご覧ください。
▶最新の支援詳細は「こちら」をご覧ください。
目次
- 1 7月2日:イナヤワン養豚プロジェクトメンバーへの支援
- 2 7月6日:新たな貧困地区で支援活動スタート
- 3 7月7日:墓地で子ども用マスクとお米の配布
- 4 7月9日:ゴミ山に住む100世帯に食品を配布
- 5 7月12日:奨学生の父親がコロナに感染
- 6 7月14日:養豚プロジェクトメンバーに10キロのお米を支給
- 7 7月16日:墓地に住む人々に食料品を配布
- 8 7月20日:ゴミ山に住む人々に食料品を配布
- 9 7月23日:貧困地区に住む50世帯に食品と衣類を配布
- 10 7月27日:DAREDEMO HERO奨学生に対する支援活動
- 11 8月8日:オンライン授業に向けてWi-Fiを配布
- 12 8月10日:100世帯に5キロのお米を配布
- 13 8月14日:奨学生に生活費を配布
- 14 8月18日:サクールがセブ市に戻ってきました!
- 15 8月19日:オンライン授業に向けてタブレット・PCの配布
- 16 8月20日: セブ市内貧困地区で食パンと古着を配布
- 17 最新情報
- 18 支援金使用用途詳細
日々の活動報告
7月2日:イナヤワン養豚プロジェクトメンバーへの支援
7月1日からスタートした「より厳しい規制」の内容が少しずつ明らかになり、私たちもやっと必要な書類をそろえ、これまで通りの活動が再開できるようになりました。
そこで早速、ゴミ山のあるイナヤワン地区で支援活動を行いました。
この地区で私たちが行っている、養豚による自立支援のメンバーから「豚の餌も自分たちの食事も、底をついてしまった」という連絡を受けていました。私たちの事務所からイナヤワンは、約20キロ離れた場所にあり、途中にはいくつもの検問所があります。
無事にたどり着けるか不安でしたが、事前に準備した許可書のお陰で、何とかイナヤワンまでたどり着くことができました。そして、メンバーには豚の餌と、お米を届けることができした。
今回は、支援物資の配布だけではなく、改めて私たちの養豚プロジェクトの目的とメンバーの責任を確認しました。
このような状況でも「人々に依存心を植え付けずに、自立に向けた努力を忘れてもらいたくない」と私たちは考えています。本来、これからの時期はお祭りが多く、彼らの飼育している子豚がたくさん売れる時期です。しかし、この状況下でお祭りも中止され、子豚の需要もありません。レストランも閉まっているため、豚の餌となる残飯も十分にはありません。
火災で全てを失った後に、ここまで養豚を頑張ってきたメンバーが、しっかりと自立できるように、最後まで彼らをサポートしていきます。
7月6日:新たな貧困地区で支援活動スタート
本日、セブの企業である「Seven Note’s inc」様からご支援を頂き、新たな貧困地区で支援活動を行うことができました。
この地は、昨年のクリスマスボランティアを行った場所で、50世帯がテントでの生活を送っています。この地区も、他の貧困地区同様、行政からの支援が全く行き届いていません。
今回は、50世帯に対して5キロのお米と缶詰を配布しました。
7月7日:墓地で子ども用マスクとお米の配布
いつも支援活動をしている墓地には、たくさんの子どもたちが住んでいます。本来は、子どもたちは外出が禁止されていますが、この場所のように、墓地に住み着いている人々にとって、「家の中で生活しなさい」というのは、現実的に不可能なことです。
その為、いつも子どもたちが、マスクもせずに外で走り回っています。
現在、セブ市内でも新型コロナウイルス感染症によって亡くなる方が増えています。
コロナで亡くなった場合、通常の葬儀などは行われず、遺体はお墓に直接運ばれ、埋葬されます。家族や友人ですら対面することが許されていないご遺体が、毎日運ばれてくるこの場所で、子どもたちは生活しています。
埋葬作業は、この墓地に住む大人たちの仕事です。
まさに「密」な生活をするこの地で、仮に一人でも感染者が出れば、クラスター感染が起きてもおかしくありません。せめて感染予防のマスクだけでも、、、と考えていましたが、フィリピンには子ども用のマスクは販売されていません。
そんな中、西武文理中学の先生方から子どもサイズの手作りマスクをご寄付頂き、早速子どもたちに渡すことができました。同時に、お米と缶詰の配布も行いました。
大人たちは皆、今の生活の大変さを訴えてきます。お葬式もなくなり、墓参客もいない墓地の人々の生活は、悪化の一途をたどっています。
感染が拡大しないように、そしてこれ以上の犠牲者が出ないように、改めて自分たちにできることを考えていきたいと思います。
7月9日:ゴミ山に住む100世帯に食品を配布
ゴミ山に住む100世帯に対して、缶詰・インスタントラーメン・卵の配布を行いました。
7月12日:奨学生の父親がコロナに感染
奨学生の、セカンデルとネスパーのお父さんが、新型コロナウイルス感染症に感染してしまいました。お父さんは、市内の病院で用務員として働いており、院内で感染したとみられます。
感染が発覚し、家族全員が自宅隔離となってしまいました。
DAREDEMO HEROでは本日、何の備えもないまま、突如外出禁止になってしまった一家のために、数日間必要なもの一式を届けてきました。
これから2週間は隔離生活が続きます。近所や親せきの人々も、自分たちの安全と生活を守るために必死です。今、彼らの生活を支えてあげられるのは、DAREDEMO HEROだけです。
私たち自身も、十分な感染予防を行ったうえで、隔離生活を強いられている、セカンデルとネスパー、そして2人の家族の生活を支えていきます。
7月14日:養豚プロジェクトメンバーに10キロのお米を支給
ゴミ山での養豚プロジェクトメンバーに、10キロのお米を配布しました。
7月16日:墓地に住む人々に食料品を配布
7月20日:ゴミ山に住む人々に食料品を配布
7月23日:貧困地区に住む50世帯に食品と衣類を配布
7月27日:DAREDEMO HERO奨学生に対する支援活動
8月8日:オンライン授業に向けてWi-Fiを配布
今月24日から公立学校ではオンライン授業かプリントを配るだけの授業が始まります。
しかし、貧困層で暮らすDAREDEMO KIDSの家にはネット環境、学習用のタブレットもしくはパソコン、学習用の机や椅子でさえありません。
そのため、オンライン授業が始まったとしても子どもたちは授業を受ける事ができない状況でした。そこで、当団体ではたくさんの方々にご支援を頂き、各家庭にWi-Fiを配布することができました。
※Wi-Fiの配布は、募金サイトにご寄付頂いたご寄付とは別に、こちらの事業に賛同いただいた方々のご寄付によって行っています。
8月10日:100世帯に5キロのお米を配布
本日、ユーチューバーのMANAさんのご支援により、5キロのお米を100世帯に配布することができました。
8月14日:奨学生に生活費を配布
セブ市の規制は少しずつ緩和されていますが、子どもたちの親は、現在も仕事に復帰できておらず、収入がありません。
当団体から配布する生活費が、子どもたちの命をつないでいます。
8月18日:サクールがセブ市に戻ってきました!
3月のロックダウン直前に、山奥の親せきの家に避難したまま、セブ市に帰れなくなっていたサクールが、セブ市の規制緩和により、やっと帰宅ができました!
山奥からの交通手段がないため、本日団体の車両で一家を迎えに行きました。移動には様々な書類が必要だったうえに、これから2週間は家族全員で自宅隔離となります。
隔離期間中も、不自由がないように支援を続けていきます。
8月19日:オンライン授業に向けてタブレット・PCの配布
先日、公立校の再開が10月に延期されましたが、それまでに子どもたちはオンライン授業の準備をしなければなりません。
その為、奨学生全員にタブレットもしくはノートパソコンの貸し出しを行いました。
DAREDEMO HEROでは、学校のオンライン授業に先駆け、オンラインでの授業を行い、子どもたちがしっかりと学校の授業を受けることができるようサポートしていきます。
※タブレット、ノートパソコンの配布は、募金サイトにご寄付頂いたご寄付とは別に、こちらの事業に賛同いただいた方々のご寄付によって行っています。
8月20日: セブ市内貧困地区で食パンと古着を配布
日本にご帰国される方々から頂きました古着と、食パンを50世帯に配布しました。
貧困地区では、現在生きるために必要な食べ物を調達することすら困難な状態です。そのため、洋服やタオルなどを購入するお金がありません。古着は貧困地区の人々にとても喜ばれました。
最新情報
8月30日現在、コングラント(ご支援サイト)を通じて、延べ462名様より4,531,899円のご支援を頂くことができました。これまでの支援で、約4,000,000円分を支援活動に活用させていただきました。
※詳細はページ最後の表をご覧ください。
8月1日から、セブ市はMECQ(修正を加えた一般的なコミュニティ隔離措置)から、GCQ(一般的なコミュニティ隔離措置)に変更され、実質的な規制緩和が行われました。
これにより、営業が許可される業種の幅が広がり、経済活動が少しずつ再開されます。
しかしながら、基本的には不要不急の外出は禁止されており、実質的にはロックダウンの継続を意味しています。
行政の支援は、まったく足りていません。完全隔離地区に取り残されている人々には、栄養バランスのとれた食事と、徹底した衛生管理が必要です。そして彼らの生活を支えるフロントライナーの安全を確保する必要があります。
このような状況の中でも、DAREDEMO KIDS及び貧困層の支援が継続できるのは、皆様のご支援あってのことです。子どもたちから学ぶ機会、そして何より命を奪わぬよう、とにかくできることを行っていきます。
皆様のご支援に、心より感謝申し上げます。
世界中が大変なこの時期に、大変心苦しいのですが、この活動を続けていくためには皆様のご支援が必要です。
1,000円からクレジットカードでご支援頂けます。ご検討お願いいたします。
▶ご支援は「こちら」からお願いいたします。
NPO法人DAREDEMO HERO代表 内山 順子
支援金使用用途詳細
※ 2020年7月 ペソ→円 換算レート 2.157250
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