自己紹介
はじめまして!7月から約3か月間インターンに参加させていただきますMadokaです!現在、大学院生で英文学専攻に所属しております。
私がこの団体を知ったのは、大学での通訳・翻訳コースの授業を通してです。大学との連携を通して2021年からオンラインでの「フィリピン・セブ島の貧困救済プロジェクト」という栄養改善プロジェクトがスタートし、このプロジェクトに関わらせていただいています。現在、そのプロジェクトでは通訳を担当し、言語面でのサポートをしています。プロジェクトに携わっていく中で、通訳としてもそうですが、実際に現地に行き、自分の目で見て肌で触れたい気持ちが強くなり、インターン参加を決めました。
志望理由
私が在籍する大学では、セブ島における貧困支援活動の一環として海外インターンシップを実施しています。このインターンシップの存在を知り、参加したいと思い続けていました。しかし、コロナ禍で海外渡航が困難になり、現地に行くこともこの団体に直接関わることも断念しかけていました。そんな時、今までの繋がりを生かし、大学の専門教育を最大限に生かした、学部と国境を越えた国際支援として始まったのがオンラインでの「セブ島貧困地区住民の栄養状態の改善」でした。私は大学教授からお声がけをいただき、オンラインでも何かできることがあるのではないかと感じ、すぐに参加を決めました。オンライン上ではありますが、最初に見た現地の光景と現状に衝撃を受け、言葉が出ませんでした。
私がこのプロジェクトに携わるまで、貧困支援は募金をすることや物資支援をすることで貢献できると思っており、貧困層に対しては「環境に恵まれていない人たちで、できることは限られている」という印象を持っていました。確かにお金や物資を提供することは貢献できているように思えます。しかし、実際にはそうではなく、これは短期的でかつ貧困問題の根本的解決にはならないことをオンラインプロジェクトを何年も通してやるごとに実感しました。
本当の貧困支援とはどういうことかをプロジェクトから学ばせていただき、私の考えを変えてくれたのがこのプロジェクトで関わることができているDAREDEMO HEROでした。貧困層に生まれたからといってできないことは何一つなく、可能性は無限にあり、貧困問題の根本解決を目指すためには、継続的でかつ現地の人たちが自立し、自分たちの力で生活し生きていく環境を創造すること。それが次世代にも受け継がれていくことがまず第一歩になると感じました。
オンラインで活動する度に、現地に行きたい気持ちが強くなり、私の手で何かできることはないかと常に考えるようになり、貧困問題を他人事としてではなく、自分事として捉えて考える機会が多くなりました。貧困の家庭に生まれ、教育を受ける余裕がないがためにその生活から抜け出せないという悪循環が起こっており、どうしたらこの問題を解決できるのかを考えなければなりません。貧困層から未来のリーダーを創り上げていくことは決して簡単なことではないし、長い道のりであると思います。しかし、DAREDEMO HEROは、未来のリーダー輩出に向けて一人一人を長期的に支援し、未来のリーダーを育て上げるという力強い理念があります。
DAREDEMO HEROは次世代を担っていき、未来の国を創っていく人物を輩出する団体であるということに魅了されました。貧困層から未来のリーダーを輩出することによって、培った知識でフィリピンの現状を変えることができ、これからの未来の中心的人物となることができます。これは人々の生きる力に必ず繋がると思います。私は通訳として言語面だけでのサポートをするだけではなく、「本当の貧困支援とは何か」を考え、どうすれば人を幸せにできるのか、社会を良くできるのかを学生時代に経験して、また違うアプローチができる機会であると思い渡航を決めました。
今後の抱負
フィリピンに来て2週間ほど経ちましたが、フィリピンの人々の笑顔溢れる毎日、そして明るさに圧倒されており、毎日元気をもらっています。画像やオンライン映像で見ることでも感じるものはありますが、やはり五感で感じることも大事であると感じています。皆さんと積極的にコミュニケーションを取り、自分が今できるベストなことを、常に相手の立場に立って行動できるようになりたいと思います。
そして「本当の貧困支援とは何か」ということを自分なりに導き出すことが目標です。3か月間という短い時間ではございますが、1日1日を大切にして、学びの毎日に溢れる日々にしていきたいと思います。よろしくお願いいたします!!