DAREDEMO HEROでは、毎年小学3年生から、新奨学生の採用を行っています。改めて、奨学生の採用プロセスと共に、新奨学生の紹介をさせて頂きます!
DAREDEMO HEROの奨学生への道
DAREDEMO HERODでは、貧困層の中からやる気と志、さらに能力の高い子どもたちを選抜し、小学3年生から大学卒業までの徹底的な教育支援と、リーダーシップトレーニングを行うことで、この国の貧困問題を根本から解決できる未来のリーダーを育成しています。
そのため、奨学生として選ばれる子どもたちは、ただ貧しくてかわいそうな子どもたちではありません。過酷な環境の中でも、家族のため、人のためにがんばっている子どもたちです。
今年も提携校から50を超える推薦状を頂き、その中から厳選な審査を経て、4名の奨学生が選ばれました。
▶奨学生の支援の詳細については「DAREDEMO HERO奨学生に対する支援 2024 | 【セブ国際ボランティア】NPO法人 DAREDEMO HERO」をご覧ください。
新奨学生の紹介
今年は女の子2人、男の子2人の計4名を、新たにDAREDEMO FAMILYに迎えることができました。
フェイ (Faith) は、面接の際に誰よりも自信を持って自己紹介をすることができ、「私は自分に自信を持っています(I have confidence)」と堂々と話してくれたことが、とても印象的でした。
将来の夢は、起業家になって料理人であるお父さんのために、レストランを開くことです。
メルバート(Melbert)は、両親が彼を学校に通わせることができないため、一人祖父母の家で暮らしながら学校に通っています。別の島に住む両親に会えるのは、数年に1度だけです。
彼は、自分の世話をしてくれる祖父母の手伝いを良くしています。将来の夢は、医者になって病気の人々を助けることです。
メリー (Mary)は小学3年生としては、とても長身で落ち着いた雰囲気を持っています。少しシャイですが、内に秘めた強い可能性を感じています。
将来の夢は、医者になって貧しい人を助けることです。
ジェフ (Jeff) は、読書が大好きな男の子です。読書が好きと言っても、家には本はなく、HERO’S HOUSEにある絵本をとても興味深そうに見つめていました。
彼の住むLUZ地区は、薬物による犯罪などが多く、そのため彼の夢は、警察官になって、悪い人を捕まえて家族と地域を守ることです。
新しい仲間を迎えて
新奨学生を迎えて、これまで最年少だった奨学生が、一気にお姉さん・お兄さんに成長しました!日本語の授業でも、我先に自分の知っている単語を教えたり、スナックの時間も、まずは新奨学生にスナックを渡すなど、立派なお姉さん・お兄さん姿を見せてくれました。
DAREDEMO HEROでは、このように縦割り教育を行い、DAREDEMO FAMILYの絆を深めるとと思に、リーダーとしての自覚を芽生えさせています。新奨学生と共に、年長の奨学生もどんどん成長していく姿が、とても頼もしく、今後がとても楽しみです。
※4名は3か月間のモニタリング期間を経て、正式に奨学生として採用されます。